RSN 7月相談数125件

ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信8月25日(第64)号で7月の相談数は125件と発表。これにより24年度は418件、2006年4月からの相談累計は7058件となった。

ホールの節電・輪番休業等期間中の影響は、相談面には表れなかった7月相談数・内容だった。本人からの相談74件(76%)のうち、相談経路では、ホール内ポスター48件、インターネット13件、不明7件、その他3件、各1件は、新聞・雑誌・他の相談機関。ホールでのポスター(チラシ)を見て、高い率で相談につながっていることから、ホール設置協力をさらに呼びかけている。

特集では、「金銭問題から学んだ新しい支援の可能性」と題し、パチンコ依存問題の端緒になりやすい「お金」の問題からアプローチ。お金の問題を抵抗なく相談するケース。依存問題を抱える相談者は、金銭面での問題を自己責任内で解決しようともがいているケース。パチンコへの依存を解決しない限り問題はなくならないと自覚しているケース。こうした事例相談の経験から「相談者は自ら問題解決できる力を持っている」という「耐性」について、電話相談の機会を働かせ、より良い対応につなげようとしている。稲村厚司法書士からは「本人の借金に関するご家族・支援者の対応について」という寄稿を通して、依存問題・借金問題との向き合い方に理解を促した。なお、RSNでは、9月19日第3回通常総会を開催(予定)。そして知的情報センター事業として「翻訳プロジェクト」のスタートを報告。お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。