全商協 第20回となる「オレンジリボン運動」に参加

全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)ならびに所属の東日本遊技機商業協同組合(中村昌勇理事長)は11月27日、銀座ブロッサム 中央会館ホール(東京都中央区)で開催したNPO法人児童虐待防止全国ネットワーク主催の「第20回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加した。

11月は児童虐待防止推進月間であり、期間中は児童虐待の現状を多くの人に知ってもらい、子どもたちの安心な未来を守ろうと2007年から全国各地で始まった集会。全商協は児童虐待を防止する「オレンジリボン運動」に賛同し、当日は中村会長をはじめ、東遊商など組合員有志が集会に参加した。

会場内では、児童虐待問題への関心を高める事を目的にNPO法人児童虐待防止全国ネットワークの主催により行われたポスターコンテストにも組合協賛しており、その発表展示も行っていた。全商協賞は「みんなで見守る。みんなで助ける。」で、東遊商賞は「届いて。~あなたの返事を待っています」。また大和商事(大城正準社長)賞の「地域全体で子どもを守る社会へ」など受賞ポスターが一堂展示していた。

「第20回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」では冒頭、主催者を代表して児童虐待防止全国ネットワークの吉田恒雄理事長があいさつ。「虐待死という悲劇が一日も早く無くなるよう願っている皆さま方と一緒に子どもの冥福を祈り、虐待の無い社会の実現を目指して、この集会を開催してきた」と活動について説明。「189(いち早く)」の通報番号を広めるとともに、虐待の予防から自立までの切れ目ない支援の輪を呼びかけた。

第1部の「虐待死を悼み、命を讃える」では、過去一年間に虐待で命を失った子どもたちに、参加者全員で黙とうを捧げた。第2部では「生い立ち関係なく、誰でも好きなじぶんになれる!」と題して、田中れいか代表(一般社団法人ゆめさぽ)が講演とトークセッション。児童養護施設で育つということはどういうことなのかについて、課題や必要とされる支援のあり方について一緒に考えた。

なお、新型コロナウイルス感染症予防対策に努めた中、3年振りに第3部として「鎮魂の行進」を実施。この行進をとおして、歩行者など一人でも多くの人に子ども虐待の現状を知ってもらい、子ども虐待防止オレンジリボン運動に参加してもらうことが目的。参加した組合員は、オレンジリボンのバックを身に付け、子ども虐待防止に対する想いを胸に、プラカードやオレンジ色のペンライトを持ち、銀座大通りを行進した。

中村会長は、「特に今回は20回という記念大会でしたので、全商協の各地の組合(員)にも参加を呼びかけ行進を盛り上げたかったが、依然としてコロナ禍であり、SNS等を通じて支援の輪の拡散に組合挙げて取組みました」と未来を担う子どもたちのため虐待が起こらない運動への支援に努めていた。

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)