大阪青年部 第36回「未来っ子カーニバル」3年振りに開催

大阪府遊技業組合連合会青年部会(金森健鎰部会長)は12月18日、総合多目的アリーナ・東和薬品RACTAB(ラクタブ)ドームにおいて、第36回「未来っ子カーニバル」を開催した。3年振りとなるドーム開催は、未来っ子カーニバルの原点回帰ともなり、子どもたちの笑顔が源泉であることを改めて印象付けた。

第1回当時に開催に関わってきた平川容志理事長は、「本日ここに3年振りとなる未来っ子カーニバルが多くの方々のご理解とご協力によりまして36回目を迎える事ができましたことを心から喜んでおります。未来っ子カーニバルは昭和62年12月に開催したのが始まりであり、以来毎年この時期に開催しており、平成16年(第18回)からは大阪府の後援をいただいている。多くの方々のご理解とご協力により、回を重ねる毎に内容も充実し、施設の子どもたちも楽しみにしてくれる恒例行事になっております」と感慨を述べ、コロナ感染防止対策に万全を期して開催できたと謝意を込めた。

金森部会長は、3年振りに子どもたちと一緒になって遊び、笑顔に出会えることを楽しみたい想い「『ふれあい』をテーマにした『みんなの笑顔にあいたくてHello Again(ハローアゲイン)ようこそ未来っ子カーニバルへ』」としたことを説明した。そして段周精実行委員長は3年振りの開催に向けて、「まず思ったのは、『未来っ子カーニバルを開催して、子どもたちはよろこんでくれるのか』を検討することからはじめました。施設の関係者に忌憚ない声をお聞きし、『様々な団体関係者様から支援や寄附をいただき本当に有り難く思っています。その中で、同じ日の同じ時間に施設の全員の子どもたちが集まって過ごすという体験は、未来っ子カーニバルだけです。そしてボランティアスタッフの方々と触れ合うことが子どもたちは一番楽しみにしています』というお話をお聞きして、第36回の開催に着手しました」と、長い年月の間に未来っ子カーニバルが果たしてきた基本を再確認したという。そして、3年振りの開催に、「コロナ禍が長く続いている中、どれだけの参加があるのか心配していました。これまでと変わらない参加をいただき、子どもたちを出迎えた時、本当にホッとしました」と子どもたちの笑顔をより鮮明に感じたという。

今回、大阪府下の児童養護施設等31団体、(財)大阪交通災害遺族会、兵庫青年部会招待の児童養護施設1団体から1756名の子どもたち(引率含む)が参加。運営は青年部会員が中心となり、大遊協の支部組合や組合員ホール、業界関連団体から(公財)大遊協国際交流・援助・研究協会、関西遊商、回胴遊商など団体・販売商社185名、専門協力・ボランティア有志など12団体169名、そして大阪府門真警察署など総勢約350名余が子どもたちにクリスマスの楽しい一日を贈ろうと出迎えた。

オープニングは、京都宇治シンクロスケーティングチームによるシンクロナイズド・スケーティングで始まった。そして、メインパーソナリティのやのぱん氏、MCの松田青華さん、段実行委員長は、「メリークリスマス!」と呼びかけスタートした。ジャンケンでスタンプを集める「ジャンケンチャレンジ」、謎解きの「宝探しアドベンチャー」は今回初趣向となり、ラクタブドームで常設するプール、スケートリンクを大開放、幼児向けコーナー、バルーンアトラクション設置等盛りだくさんに、安全・感染対策のもと、子どもたちの笑顔と触れ合った。昼食では、これまで屋台形式で好きな食べ物を選べるようにしていたが、コロナ感染対策の一環として、お弁当(幼児用、子ども用、中学生以上など5種類)を用意し、観客席で食べる形式とした。

大阪府知事の名代として海老原諭副知事が未来っ子カーニバルを視察。併せて、未来っ子カーニバルの青少年健全育成、社会福祉貢献への取り組みを称え、金森青年部会長に感謝状を授与した。最終の賞品獲得施設対抗戦「氷上そり競争」では、各施設の代表選手を応援する「ガンバレ、ガンバレ」の声が、スケートリンクでこだまし大いに盛り上がった。段実行委員長をはじめとしたボランティアは帰路につく子どもたちにセルプ商品詰め合わせのクリスマスプレゼントを贈り、一人ひとりとハイタッチして見送っていた。

大阪府遊技業協同組合