ABC 福祉車両20年で80台を寄贈

静岡県内を中心にパチンコ店を展開する(株)ABC(本社/静岡市駿河区)は12月16日、社会福祉協議会(神原啓文会長)への「ABCしあわせ基金」贈呈式を開催し、500万円を寄附した。ABC創業50周年を記念し2003年6月に設立された「ABCしあわせ基金」は20年の間、寄贈した車両は80台、寄附の累計は1億2941万9000円となった。

ABCによる寄附金をもとにした「ABCしあわせ基金」は、在宅福祉活動の充実と発展を図ることを目的に社協を通じて、民間非営利活動団体等に対して車両寄贈事業を実施してきた。今回は同基金により3団体に福祉車両を贈った。市内葵区にある静岡県総合社会福祉会館シズウエルでの贈呈式では、応募があった78団体から選ばれた3団体に冨田和宏社長(ABC)と高橋邦典常務理事(社協)が車両のレプリカキーを手渡した。

冨田社長は、「今年もこうしてまた車両が寄贈できることを大変嬉しく思っています。若い方からご高齢の方まで幅広い方々が来店される私共のパチンコ店が果たす役割は、地域の方々にとって身近で手軽な娯楽の場を提供するとともに、コミュニティの場としての役割を担うことで、高齢化・核家族化など社会課題の解決にも繋げていくことだと考えています。先ずは社業に一生懸命取り組み、この活動を継続できる土台を維持していくことで『地域福祉の環境がさらに良くなり、地域の人々が元気になり、街が元気になる』そのような好循環へとつながる一助となれれば幸いです」と挨拶した。受領団体を代表して、市内でデイサービスを行う特定非営利活動法人MATY(メイティー)の市川由治理事長は、「利用者の安全な送迎に役立てたい」と感謝した。

■寄贈先
・特定非営利活動法人リベラヒューマンサポート(三島市)
・特定非営利活動法人 メイティー(静岡市)
・特定非営利活動法人 すだち(浜松市)

株式会社ABC