全日遊連 連携強化により業界が進展していく対応に注力

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は1月19日、第一ホテル東京において、定例理事会を開催(45名出席)。その後、阿部理事長、星野謙副理事長、太田裕之専務理事が記者会見に臨み、阿部理事長は、業界が連携した取組みを積み上げていくことが肝要とした。

■2024年問題について
2024年問題には、早めの納品の方針だが、具体的な案件については協議が継続されている。行政にも了解が取れるよう緊密な相談対応に努めている。
■「改刷」対応について
銀行券のデザインを一新することを「改刷」と呼んでいる。紙幣を受け入れる機械の内部に取り付けて、紙幣の金種識別や真贋判定を行うための組込み用紙幣処理装置。ビルバリデータまたはビルバリとも呼ばれる。光学センサーや磁気センサーなどを備え、紙幣の寸法、紙質や書き込まれた磁気信号を基に紙幣を判定する。各メーカーごとに仕様が違うこと、年代の型によっては対応できないケースは、一律対応を決めるのではなく、各ホール企業の判断対応が重要とした。
■広告宣伝の適正化について
各団体で合意をきちっと共有して進捗している。投稿情報については重複するものもあり、精査している。
■政治連盟について
現在、自民党派閥の裏金問題がクローズアップしている。自民党内では適正化につとめているのであり、業界としては、支援の輪を広げていくこと、職域支部の拡充につとめていきたいとした。

【決議案件】
①2023年第33回全国パチンコ・パチスロファン感謝デー手数料の都道府県組合還元について
②2024年度全日遊連の賦課金・健全化推進機構特別会費及び全日防連の会費・特別会費の算定基準について
③研修会等に対する補助規程の一部改正について

【報告事項】
①パチンコ・パチスロ依存問題への対応について
②ホールにおける広告宣伝への対応状況について
③推進機構の臨時理事会及び定例理事会の開催結果について
④2024年問題への対応について
⑤中古機流通協議会の開催結果について
⑥PCB含有電気機器等の適正処理について
⑦2022年度分ホールにおける電気使用量など調査結果について
⑧遊技機リサイクル推進委員会の開催結果について
⑨確定申告に関する広報依頼について
⑩災害被災地組合員に対する見舞金の支出及び社会還元寄付金の支出について
⑪一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構からの報告について

全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)