マースエンジニアリング 新製品・創造、進化した「AIユニコン」を発表

(株)マースエンジニアリング(本社/東京都新宿区)は全国の4都市で「2019マース新製品発表展示会」を開催。皮切りとなった東京展示会は7月10日、ANAインターコンチネンタルホテル東京において開催され、多くのホール関係者が来場した。

セミナー冒頭に挨拶に立った松波明宏社長は、「『ホールコンピュータが死語になる日』というメッセージで2017年に展示会を行いました。その製品が『ユニット&コンピュータ』すなわち『ユニコン』です。そして今回、人工知能(AI)を搭載したユニコンを発表させていただき、皆様の日頃の営業の一助になれるよう取り組みました」と述べた。今回、人工知能について30年以上のノウハウと最先端の技術を有する(株)富士通と連携し、アドバイスを受けながら「AIユニコン」へと進化させた事を説明。マース45周年の節目となる令和元年、業界に新しい風を送り届けたいと開催意義を伝えた。

同展示会では、風越直紀マネージャー(富士通(株)・AIビジネス統括部プロモーション推進部)による基調セミナー「身近な分野でも活用が進むAI(人工知能)』」、そして、「改革は『働き方』だけではない!」のマースセミナー(澤田陽介氏・マースエンジニアリング)等を開催した。風越講師は、富士通の人工知能ブランド名「Zinrai(ジンライ)」のプラットフォームサービスについて解説。ちなみに「ジンライ」名は「疾風迅雷」を語源とし、「人の判断・行動を“スピーディ”にサポートする事で、企業・社会の変革を“ダイナミック”に実現させる」の想いが込められている。マースの持つ膨大なデータ、業務知識(約240項目、約600万レコード)と富士通「ジンライ」による膨大な分析(基礎統計分析約2000回、相互相関分析約3億2千万回)により、パチンコ業界に特化したAIサービスを開発(共創)できたとした。

新製品は、このAI機能搭載で進化した「AIユニコン(VerUP)」、「AI分析サービス」「遊技機在庫管理サービス」(共に8月末リリース予定)、これまで以上に精度の高いPLデータ算出を可能とした「ユニコン機能」など。その他、8月末リリース予定では「セルフPOS」、「スマートウォッチ2」の新製品など。また、参考出品では、「POS暗証番号機能セキュリティ機能」「ユニットWEB会員登録機能」「接客サポートシステムV2インセンティブ機能」「QR決済マースペイ」「顔認証システム(見守りサービス、自己申告PG、家族申告PG、不審者来店通知)」など。

なお同展示会は東京を皮切りとして、順次開催を予定。展示会は事前申込制で、定員制となっている。問い合わせは同社各営業所か本社まで。

【開催日程(各会場とも11時〜18時)】
・名古屋会場/7月12日、ヒルトンホテル名古屋
・福岡会場/7月17日、ホテル日航福岡
・大阪会場/7月19日、ヒルトンホテル大阪
※各会場「マース特別セミナー 2019」同時開催!

来場者の関心を集めた新製品のマース「AIユニコン」

キャッシュレス時代に対応した「QR決済マースペイ」を参考出品

満席となったマースセミナー

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