関西遊商 2年目となる車椅子寄贈をスタート

関西遊技機商業協同組合(和久田守彦理事長)は11月26日、大阪府社会福祉協議会に対し車椅子10台を寄贈。その寄贈式を大阪社会福祉指導センター(大阪市中央区)にて行なった。関西遊商では社会貢献活動の一環としてかねてより、チャリティゴルフ大会の収益金等を福祉団体に寄贈していた。今までは現金での寄贈が主だったが、昨年より「もっと目に見える形で」という思いのもと、青色防犯パトロール車や車椅子の寄贈をスタート。今年で2年目を迎える。

車椅子の寄贈は近畿2府4県全ての社会福祉協議会に行なわれる。10月11日に行なったチャリティゴルフ大会の収益金はおよそ94万円あまりで、不足分は組合の予算から補填しながら今年も総計40台を寄贈していく。

大阪府社会福祉協議会へは計10台を寄贈。そこから貝塚市、河南町、羽曳野市、寝屋川市、門真市、和泉市の6市町社会福祉協議会に分けられ、同協議会が行なう車椅子のレンタルサービス等で活用される予定だ。寄贈式には大阪府社会福祉協議会の井出之上優常務理事はじめ、各市町社会福祉協議会の常務理事らが列席。関西遊商の荒谷博文副理事長が井出之上常務に目録の贈呈を行なった後、感謝状が贈られた。

式典後は出席者が福祉サービスの現状等を報告し、それに対し関西遊商として何ができるのか、というディスカッションが行なわれた。車椅子自体は各社会福祉協議会がかねてより介護保険適用外の方々に向けた一時的な貸し出しサービスを主として保有しているが、現状、老朽化や旧型はフレームが重くて自動車に積みにくいといった問題があり、設備面で充分なサービスが提供しきれていないという。今回、関西遊商が提供した車椅子は、老朽化した旧型の更新に一助するものとなる。この他、車椅子の需要は細分化(例えば子供用)しているという話から、関西遊商では的確なニーズを捉えた寄贈を今後も行なっていきたいというコメントも聞こえた。

尚、大阪を皮切りに車椅子の寄贈式は今後、下記スケジュールで行なわれていく予定。
兵庫/11月28日
京都/12月4日
滋賀/12月4日
奈良/12月9日
和歌山/12月9日