日遊協 自主規制の期日延期は6団体で協議

一般社団法人 日本遊技関連事業協会の庄司孝輝会長は、新規則機となる6号機の市場への供給状況と見通しについて10月31日、日遊協中国・四国支部(平本直樹支部長)総会の席上で述べた。

■新基準機の動向については、日電協、日工組のお話をうかがうと、来年2月末までには出てくるだろうとの事です。一方、「高射幸性回胴式遊技機の削減に向けた取組の実施」は、来年1月31日時点で15%以下という目標で取り組まれています。

■昨日(10月30日)、全日遊連より高射幸性回胴式遊技機の設置比率に関する自主規制について、来年1月31日まで15%の自主規制の期日延期も含めた調整(*)の申し出がありました。実際のところ6号機の問題含めて、当初は11月には新基準機が出揃うだろうという予想だったが、それが来年2月以降という状況であり、全日遊連の申し出については、6団体でもう一度協議する事になりました。
*組合員ホールが入替計画を検討し、当該遊技機を設置するまでには少なくとも数カ月を要する事に鑑み、6団体と調整を行ったうえ、全国理事会(11月14日)で諮る調整の申し出。

夕刻の懇親会の席上、来賓祝辞した延川章喜理事長(広島県遊協)もこの問題について、「懸案の自主規制でありますが、6号機の供給状況は非常に厳しいものがあります。こうした状況を受け全日遊連では、来年1月31日に設置比率15%以下にするという自主規制でありますが、一定期間延期せざるを得ないという判断をしています。詳細につきましては11月全国理事会で協議し、詳細を決める予定です。2021年1月31日0%という目標を掲げた自主規制、後27カ月足らず、果たしてこの期日内に新規則機への移行がかなうのかどうか、まさに予断を許さない状況です。私たちは、依存対策をしっかりと強化しながら、法令順守を重ねて頑張っていくしかないと思っています」と説明した。

■新基準に該当しない及び高射幸性回胴式遊技機の台数推移について
新基準に該当しない遊技機(回胴式遊技機)の台数は、7月31日時点で38万8066台(23.11%)。その内、高射幸性遊技機(回胴式遊技機)は、30万5278台(18.18%)。8月31日時点で38万4052台(22.88%)。その内、高射幸性遊技機(回胴式遊技機)は、30万5219台(18.19%)。なお9月30日時点の速報値で、高射幸性遊技機(回胴式遊技機)は18%の状況。