財団大遊協 令和4年度・新規奨学生面接を実施

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(上浦文雄理事長)は1月20日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、令和4年度の新規奨学生選考面接を行った。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に十分に配慮した同面接では、待機室や面接場の扉は換気のため、定期的に開放され、候補者・面接官ともに表情がよく見えるようにフェイスガードを使用するなど感染を防止すべく実施した。

同協会では、国際都市大阪の発展に寄与するため、大阪府下に居住する留学生に対して、返済不要の奨学金支給事業を行っている。事業を開始した1991年より奨学金支給事業と平行して、国際交流事業や犯罪被害等に遭わないための啓発活動など、様々な面で継続した活動を行って、各大学や在阪留学生からの認知を高めている。令和4年度の新規奨学生選考においては、応募のあった学生の書類選考、続いて小論文審査を実施。そして、一次合格となった上位12名の面接の運びとなった。面接を担当した選考委員は、学識経験者の金森徹氏(企業コンサルタント・ビジネスアシスト代表取締役)、牧野功氏(元日商物流サービス取締役社長・NPO法人シニア自然大学校講師)、大阪遊協からは秋田米満理事(総務委員会)が務めた。

面接は、「勉学意欲や留学目的」はもちろんの事、学生らしい服装、日本語で相手にわかりやすく話せているかなど、面接という機会で学生一人ひとりの人間性を表現する場ともなっていた。同協会が実施する様々な行事への参加可否、卒業後の進路や夢、将来的に母国と日本を結ぶ架け橋としてどのような役割を果たしていきたいか等、質問は多岐にわたった。

面接は午前6名、午後6名実施された。面接による評定は数値化され、最終選考で評価点の高い上位6名が4月から奨学生となる。1991年からスタートした同奨学金制度は、30年を超え、その間の奨学生は、約400名になろうとしている。