全日遊連 遊技業の原点見つめ改革の年

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は1月21日、第一ホテル東京において、新年定例理事会をリモート併用して開催(直接出席25、リモート27)した。

阿部理事長の挨拶では、オミクロン株が全国的に感染拡大し、まん延防止等の措置が適用されており、「組合員ホールに、引き続き、新型コロナウイルス感染防止の重要性をご理解いただき、気を緩める事なく感染防止対策を継続していただくよう、ご指導宜しくお願い申し上げます」と要請した。また、年頭にあたり、「業界の在り方を抜本的に見直し、『遊びを提供するという遊技業の原点』を見つめ、今年こそ業界全体の未来を見据えた改革ができたらと思っています」と所信。計画的撤去の進捗については、「旧規則機の撤去が遅れ、リサイクル業者への排出が集中すれば、『ホールが排出したくても適正な受け入れ先が見つからない』という状況になる可能性もございます。そのような結果、過去に社会問題化した不法投棄事案を再び発生させるような事態は何としても回避しなければなりません」と述べた。その後、理事会の途中、午後3時から小堀龍一郎保安課長の講話があった。

午後4時から、阿部理事長、合田康広副理事長、太田裕之専務理事がバックパネル前で記者会見(リモートのみ)を開催。 柳原克弘事務局長の議題朗読により進めた。厳しい営業環境の中、組合員ホールの減少が続いている事に対して、どういった対応が望まれるのかを聞いたところ、「当たりにくい、遊べないという状況のままでは、ファンは増えていかないでしょう。地域性に合わせた営業形態ができるように期待している」(阿部理事長)と述べた。

【主な議題】
■決議案件
①第31回全国ファン感謝デー手数料の都府県方面組合還元について(承認)
②2022年度全日遊連の賦課金・健全化推進機構特別会費及び全日防連の会費・特別会費の算定基準について(承認)
③臨時総会(定款変更、役員選挙規約変更)の開催の件について(承認)
■報告事項
①パチンコ・パチスロ依存問題への対応について(2021年「依存対策実施状況調査」結果) ②推進機構の定例理事会の開催(1月13日)結果について
③遊技機流通制度連絡会の開催(11月30日)結果について
④中古機流通協議会の開催(11月26日)結果について
⑤遊技機の計画的撤去及び廃棄台の適正処理について
⑥遊技機の音量上限引き下げについての要望に対する日工組及び日電協からの回答書について
⑦ホール従業員の騒音障害防止対策について
⑧2020年度分 ホールにおける電気使用量等調査結果について
⑨ホールの遊技機保管状況調査結果について(2021年12月実施)
⑩貯玉補償基金理事会の開催(12月6日)結果について(「貯玉補償上限の引き下げについて(要請)」)
⑪令和2事務年度における法人税等の調査事績について
⑫全日遊連「暴力団排除啓発ポスター」の作成および配付について
⑬確定申告に関する広報依頼について(確定申告広報活動ツール(ポスター・CM動画)について)
⑭一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構からの報告について