全日遊連 RSN強化に向け、一層の協力を要請

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は9月21日、第一ホテル東京(都内港区)において9月定例全国理事会を開催した。

全国理事会の冒頭、平成30年7月豪雨災害被災地組合を代表して延川章喜理事長(広島)、千原行喜理事長(岡山)、洪錫圭理事長(島根)が、各地からの支援に対し謝意を述べた。阿部理事長は、台風21号、北海道胆振東部地震など災害が続き、北海道内の各方面組合員に対しては「輪番休業等の節電にご協力いただいたところであり、この場をお借りして、心より感謝申し上げます」と述べた。

その後、午後3時過ぎより記者会見を開催した。記者会見の冒頭では、新任の森治彦事務局長を紹介した。

■RSNの強化について
RSNの通常総会(8月29日)によって、今後の取組みについて報告。本年4月1日より全商協支援室の業務は沖縄事務所に統括した。さらなる一本化として、午後4時〜午後10時までの夜間対応は、10月1日より沖縄事務所に統合。また常駐相談員の強化では、8月1日より1名採用し、9月中に1名採用予定。全日遊連が昨年からスタートさせた「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」については、8月末現在で2万4958名という状況。
■金属探知器の斡旋事業について
全日遊連の組合員店舗の実態調査では、昨年9月から今年8月までの1年間で571店舗が廃業している。そうしたところから、廃業店舗がある中、玉・メダルの管理というものが課題となっている事を受け、持込玉や不正電子器具の使用といった不正をシャットアウトするため、金属探知器によるセキュリティー環境を築く事は組合員に共通するとして斡旋事業として事業委員会での対応を説明。

<理事会上程議案>
【報告事項】
(1)パチンコ・パチスロ依存問題への対応について/9月18日開催の21世紀会、RSN出向社員等について報告
(2)災害被災地組合に対する見舞金の支出について
(3)日工組と全日遊連との定期連絡協議会の開催(9月20日)結果について
(4)日電協と全日遊連との定期連絡協議会の開催(8月30日)結果について
(5)推進機構の定例理事会(9月20日)について
(6)遊技機流通制度連絡会の開催(7月24日)結果について
(7)中古機流通協議会の開催(7月24日・9月6日)結果について
(8)金属探知器の斡旋事業について
(9)遊技機リサイクル推進委員会の開催(9月3日)結果について
(10)セキュリティー対策委員会の開催(8月24日)結果について

記者会見(左より片山専務、阿部理事長、松尾副理事長)

被災地組合より謝意(左より洪理事長、延川理事長、千原理事長)

森事務局長