RSN 10月相談数249件(うち支援室21件)

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信11月19日(第103)号で10月の相談数は249件(228件・支援室21件)と発表。8月よりサービスを開始したRSN支援室(全商協運営)は、累計75件の相談を受けた。これにより、2015年1月〜10月は2546件で、2006年4月からの相談累計は1万7350件となった。

今回、本人からの相談は135件(78%)、家族・友人39件(22%)。本人性別内訳では、男性110、女性25。システム障害のため10月22日11:00〜12:30の間回線不通が発生。本人相談経路(135件中)では、ホール内ポスター70件、インターネット46件、不明・拒否6件、雑誌4件、他の相談機関4件、ホール貼付ステッカー2件、その他2件、新聞1件。

特集・「相談電話の向こうから(その20)」では、30代Aさんの相談。約1年前に妻を亡くしたAさんは、以来、遊技頻度が増加。仕事の後ホールで2、3時間遊んで帰宅する生活という。「問題レベルなのか、遊技を続けても大丈夫?」という相談。今、Aさんにとってパチンコは、時が過ぎるまでの避難場所であり、新たな生活を構築するまでのバランスをとるための道具になっているようだと相談員は判断。こんな状況でという見方もあるかもしれないが、その一方でこんな状況だからという視点も大切という。

問い合せ等ならびに新年度に伴う、新規入会希望、活動協力(寄付等)については、RSNまで。