RSN 7月相談数203件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信8月25日(第112)号で7月の相談数は203件(183件・支援室24件)と発表。これによりRSN相談件数は、2016年1月〜7月は1568件、2006年4月からの相談累計は1万9339件となった。

今回、本人からの相談は102件(72%)、家族・友人39件(28%)。本人性別内訳では、男性86、女性16。本人相談経路(102件中)では、ホール内ポスター52件、インターネット31件、その他7件、不明・拒否4件、ホール配布ティッシュ4件、雑誌1件、ホール貼付ステッカー1件、他の相談機関1件。

今号では、全日本社会貢献団体機構より特命助成事業としてRSNが認定(写真)を受け、昨年に引き続き1000万円の事業助成を受けた事をトピックとした。また、2016年上半期電話相談データ報告。1月〜6月までの相談件数は1361件(支援室142件含)、前年同期より224件減。減少理由として「多様化した啓発活動の効果の薄れ(啓発の浸透)」「メディアに取り上げられる機会の減少」「ポスター貼付率の低下」など。また支援室(全商協RSN支援室)は、開設から1年が経過。相談開始8月から11カ月で269件の相談。「遊技機に関する情報」「遊技業界に対する意見」「遠隔操作についての調査」といったのめり込み問題以外の相談について対応した。

相談員のつぶやきとして「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」について、遊技業界からユーザーに向けての説明が見えてこない事が残念とした。相談業務において相談者からも、 どのような見方をしているのかよく見えてこないと、遊技くぎに関する意見が無い事への違和感をおぼえるとしている。

今般、ホール従業員に向けたのめり込み防止・啓発ポスターの提供開始を呼びかけ。相談の際は、「青い色のポスターを見て」と伝えてほしいとの事。お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。