RSN 5月相談数277件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信6月23日(第170)号で5月の相談数は277件(支援室33件含む)と発表。日中(10時〜16時)154件(支援室23件含む)、夜間(16時〜22時)123件(同10件含む)。

5月期の年比較では、2019年5月487件、2020年5月187件で推移。コロナ禍は緊急事態宣言が延長され、さらに変異したウイルスが拡大。ワクチン接種がはじまった中、4月の295件を18件下回った。2006年4月からの累計4万1485件とした。

相談(初回124件・45%)の集計では、本人からの相談は100件(81%)、家族・友人24(19%)。本人性別では、男性84(84%)、女性16(16%)。本人相談経路(100件中)では、ホール内ポスター49件、インターネット25件、不明・拒否11件、ホール配布物6件、ホール折込チラシ5件、家族・友人・知人2件、ATM啓発メッセージ1件、ホール貼付ステッカー1件。初回相談124件のうち54件(44%)がホール内に貼付徹底している啓発ポスターからとなっている。

なお、新年度からスタートしたホールスタッフ向け依存問題e-ラーニング活用状況は、登録法人数74、登録アカウント820、PV(ページ閲覧数)9万3589(5月末現在)と報告している。

今回「相談員は対応に追われ。困っています!!」として、チラシにRSNの電話番号が記載されていることは有り難いが、パチンコホールの電話番号と勘違いした間違い電話が日常的に発生しているという。チラシに自店の電話番号を記載して欲しいと相談員一同、お願いしている。

依存の問題の支援に携わる人たちの勉強会の「依存問題基礎講座」は、7月7(日)にZoom勉強会として開催を予定している。プログラム中心の支援から人中心の支援へというテーマで、今回は主に保健・福祉・医療・法律等の支援者向けの内容、「支援者が『ギャンブル』にとらわれない支援の実際〜いくつかの事例を通して〜」と題して、中村努施設長(ワンデーポート)、高澤和彦氏(浦和まはろ相談室・精神保健福祉士)が講師を務める。参加費は無料だが、6月30日(水)まで(定員約30名想定)にメールで件名を「7月基礎講座申し込み」として必要事項を明記(名前・所属・職種・メール・電話)による参加申込が必要(http://problemgambling.namaste.jp/)となっている。

お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。