RSN 3月相談数232件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信4月24日(第84)号で、3月の相談数は232件と発表。2013年度は累計3256件、2006年4月からの相談累計は1万2458件となった。

本人からの相談は152件(79%)、家族・友人40件(21%)、援助者1件(0%)。本人性別内訳では、男性117、女性35。本人相談経路(152件中)では、ホール内ポスター99件、インターネット31件、不明・拒否8件、雑誌7件、その他6件、他の相談機関1件。インターネット経由は50件を超え(全体で52件)安定して高い相談経路となっているが、「検索結果が上位だったので」という相談者も含まれているという。

今回の「相談電話の向こうから」特集は、「経済的な不安からスロットを遊技する本人」について。相談者は女性Aさん(40歳)。長期間に渡る経済的な問題と軽度のうつ病を抱えている相談事例。最初は職場の同僚に誘われてスロットを始めたが、だんだんとひとりで行くようになり、エスカレート。離婚する前から生活は苦しかったが、経済的な不安が強くなればなるほど、遊技する方向へ向かわせている。相談員は、Aさんが抱えている経済的な問題の改善が、生活破綻の防止、ストレスの軽減につながって問題を収束させるための第1歩と考えて、福祉事務所への相談を提案した。

西村代表からは、大遊協青年部のWebによるパチンコに対する一般(パチンコをしない人)意識調査についてコラムで取り上げ。その調査結果からは、マイナスイメージで最多だったのは「依存問題」だった。社会が遊技業界に求めているのは「健全娯楽」「依存問題対策」と示唆している。問い合わせ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。