PAA 緊急事態宣言下、広告宣伝自粛の協力に謝意

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長・写真)は1月27日、理事会を開催した。

大島理事長は挨拶において、「1月7日に発令された緊急事態宣言で各社厳しい状況にある中、『緊急事態宣言発令に伴う広告宣伝に対する配慮について』(1月8日)、『緊急事態宣言期間中の広告宣伝適正化へのご協力お願い』(1月12日ホール4団体)を重ねて発出せざるを得ず、この件にご理解とご協力をいただき感謝します。ホールではクラスターを出さない対策を必死に行っており、広告を控え粛々と営業されている事を考えると、我々もそれを応援すべく知恵を絞って新しい未来を開いていきたい」と述べた。続いて、篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)は、緊急事態宣言の中での業界の対応状況、旧規則機撤去に関連し、高射幸性回胴式遊技機ではないが人気となっている特定機種の撤去判断に対する業界団体の動向、行政の署名押印廃止に関連する動きなど情報共有した。

【主な活動報告】
①PAA-ADネットワークWGは1月中旬から広告枠拡大のためサードパーティツールの販売を開始。しかし、緊急事態宣言発令により活動を一時保留とした。説明会などは状況を見て開催予定としている。
②ギャンブル等依存問題検討WGのセミナーチームは、ギャンブル等依存症問題啓発週間(5月14日〜20日)に合わせてセミナーを企画中。PAA会員と業界従事者を対象としており、一部はセミナー、二部はホール事業者のパネルディスカッションという2部構成で、人選などを検討している。
③広告・宣伝WGは、「広告動向と意識の調査2020年版」の集計と内容についてとりまとめ。サマリー版の草案が終わり、メディア向けリリースを準備中。回答協力企業には後日フルレポートをリリースする。アンケート実施に当たっての課題抽出も行い、次回以降のアンケートに反映。広告に関する業界の貴重なデータとなったとした。
④防災拠点ネットワークWGは、登録店舗数が337店舗を網羅。協賛店舗へのメリット強化と一般への認知向上のための諸施策を練っている。引き続き登録店舗数増加を目指している。
⑤「“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2020」については、今回は投票期間を7週間に短縮した。各社アンバサダーにも協力を仰ぎ良いスタートが切れた。ただ、例年よりパチスロの投票数が伸び悩んでおり、強化を促している。