全日遊連 近畿地区「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」講習会を開催

パチンコ・パチスロ産業21世紀会(代表/阿部恭久理事長・全日遊連)は6月28日、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター・大阪市中央区)において、近畿地区「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」講習会を開催した。パチンコ・パチスロ依存(のめり込み)問題対策の強化の一環として、各店舗に「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」を配置できるようにするための講習会は、近畿地区2府4県のホール関係者約500名余が参加した。4月24日東京からスタートし、近畿地区講習会で折り返した。今後、北関東、南関東、中部地区での開催を予定している。

近畿地区を代表して全日遊連の平川容志副理事長(大阪・理事長)は、「遊技業界の依存問題への取組について」と題して講師を務めた。「依存問題への取組強化の背景と経緯」「遊技業界における依存問題の取組」として従来の取組。そして新たな取組では、遊技業界の体制強化、依存問題対策の強化策等、協力を呼びかけた。

続いて「パチンコ・パチスロ依存問題と安心パチンコ・パチスロアドバイザー」と題して西村直之代表(RSN)が講師を務めた。特に「パチンコ依存の予防と対策」について実態、社会の認知、そして社会認知されるためにはどうあるべきかを説明。そして「安心パチンコ・パチスロアドバイザーの意義」を掲げた。続いて「安心パチンコ・パチスロアドバイザーの役割と実際」」について栗山昌人氏(サンキョー(株))が担当。その後「お客様からの相談への実際の対応例」について、様々なケース(キーワード)例をもとに西村代表と栗山氏が質疑応答により認識を深めた。最後に西村代表は「総括」において「このアドバイザーの取組みは世界でも画期的です。カジノでは従業員教育の一環として依存症対策について取り入れられているが、まだ一部しか徹底されていない。そうした現状で、日本の娯楽場では約1万店すべてにアドバイザーが配置されることになる。世界に類を見ないパチンコ店の取組みとなる。今後、皆さん一人ひとりがこの取組みを育てていっていただきたい。日本独自のパチンコに世界は大きな注目を注ぐでしょうし、パチンコののめり込み問題に対する世論の見方も変っていくことでしょう。お客様と接しているのは、皆様一人ひとりです。お客様のために何ができるかを、一緒になって取組んで行って欲しい」と述べた。