MIRAI コロナ禍での新卒採用について共有

一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(東野昌一代表理事・加藤英則代表理事)の人材活用委員会と人事問題研究部会は共催して1月8日、オンラインを使った「採用担当者による情報交換交流会2021」を開催した。

MIRAI設立以来、初の委員会・部会の開催となり、会員企業22社の人事・採用担当者31名が参加した。コロナ禍での採用活動となった2021年卒新卒採用を振り返り、2022年卒新卒採用の展望と対策について、基調講演や参加者同士のディスカッションを実施し、問題意識を高め合った。

パチンコ業界の採用支援事業を手掛ける(株)パック・エックス営業本部の中村祐希部長は、「21卒採用振り返り」「22卒採用の現状と傾向」と題して基調講演した。ホール企業の採用データをもとにコロナ禍でどのように採用活動が進められたのか、分析結果を説明した。またオンライン採用の活用例(21卒採用)の紹介、「WITHコロナ」の中での22年卒採用について傾向と対策を紹介した。その後、各社の「21卒採用実績」「22卒採用計画」について、発表・問題共有を行った。引き続き、オンライン上でグループに分かれてワークショップ、コロナ禍における様々な採用ステップで想定される場面について、どのように対応すべきかディスカッションした。

志賀健太郎リーダー(人事問題研究部会)は、コロナ禍での21年卒採用は、採用活動途中に各種イベントの中止や採用活動の停止など、採用担当者にとっては激動の期間だったと振り返った。企業によっては採用目標数を縮小するケース、採用予算の見直しもあった。このような状況で、採用担当者は、母集団形成や内定者フォローなど、短期間でも可能な採用手法の変更で対応。すでにスタートしている22年卒採用も「WITHコロナ」での採用活動となるため、「オンライン採用」をいかに活用するかが、重要なポイントとした。