財団大遊協 大阪の日本人留学生2名に奨学金交付

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(南條智宣理事長)は7月6日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、令和8年度の日本人留学生を対象とした奨学金受給証書の交付式を執り行った。

財団大遊協では、平成3年7月の設立以来、日本に来日した400余名の外国人留学生に対する奨学金支給事業を行ってきた。新たに令和2年より日本から海外の大学へ留学する日本人留学生に向けた奨学金支給事業についてスタート。向学心旺盛で成績優秀、かつ、国際交流への意欲にあふれた学生に向け、経済的な理由で自費のみでの海外留学が困難な学生に対して、支援給付している。

6月9日に最終面接を行い選考の結果、交付式を迎え、交換留学(1年)対象の1名(大阪大学)と4年間留学対象の1名(アサンプション国際)に南條理事長は、受給証書を贈った。これにより、交換留学奨学生はのべ24名(7大学・15か国)、4年留(奨)学生のべ4名となった。

南條理事長は、「円安や国際情勢など厳しい留学環境の中ですが、選考に当たって、皆さんの熱い思い、志の高い留学に対する姿勢をうかがい、是非とも海外で研修して欲しいと思いました。当財団は、長年外国人留学生の支援を続けております。国際交流に貢献するという観点から、若い日本人留学生の留学等について支援にも目を向け、交換留学生(1年)、4年留学等支援しています。今、まさにサッカーワールドカップが開催されており、民族・文化・思想・宗教を超えた交流の場となっています。ただし、今なお様々な紛争があることも事実です。国際交流とは、多様性を認識し、お互いが尊重しあうことだと思います。皆さんは、せっかく留学されるのですから、現地の方々との交流を深めていただき、友人を作っていただきたいと願っています。留学体験を通じて目標を達成するとともに、たくましく成長され帰ってきていただきたい。人生のターニングポイントとなることを願っています」と祝福した。

グローバル人材育成等を行う大阪府の青田安紀子国際課長は来賓を代表して、「海外留学に飛び立つ希望と志を胸に、奨学金という力強いサポートを受け、いよいよ夢への第一歩が現実になったと実感されていることでしょう。言葉や習慣の違いに戸惑うことがあるかもしれません。その一つひとつの経験が、自らの視野を広げ、大きく成長する糧となることでしょう。大阪と世界のつながりは、昨年の大阪関西万博の開催により深まっています。奨学生の皆さん、大阪を出発点として世界に羽ばたいていただきたい」とエールを贈った。

奨学生を代表して草野友輔さん(大阪大学)は、将来難民支援に携わりたいと、専門知識と語学力を修得するため、フランスへの留学が叶ったとし、「難民を支える様々な制度や知識を修得するため、そして現地の方々と様々な議論を深められるレベルまで語学力を高めたい。この経験を将来の難民支援のために活かす第一歩としたい。財団留学生(奨学生)の一人として、貴重な機会を与えていただいた」と感謝の言葉と関係者の期待を励みとして頑張りたいと誓った。

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会