電通 「第3回JIRフォーラム」開催

(株)電通(本社/東京都港区)は9月11日、日本版統合型リゾート(Japan Integrated Resort、略・JIR)について考える「JIRフォーラム」の第3回を開催。関係者約180名(同時通訳機器等の受入限界もあり、満席の状態)が参加した。テーマは「IR導入による観光と地域政策についての考察」。基調講演と専門家によるディスカッションが行なわれた。

【基調講演】
「インディアンカジノの地域における貢献とその経済波及効果」
ヴィック・トーサー氏(元南ネヴァダ州立大学リゾート・ゲーミング学部長・インディアンカジノの第一人者)

「スイスの観光戦略とカジノ合法化について」
ヴォルフガング・ブリーム氏(ネヴァダ大学ゲーミングマネジメント教育諮問委員会会員・グランカジノ・ルツェルングループCEO)。

【ディスカッション】
「日本における地方版IRの展開について」
佐々木一彰氏(日本大学経済学部専任講師)/ヴィック氏/ヴォルフガング氏
2020年に東京オリンピック開催が決定。IR機運は追い風の中、“おもてなし”の心をどうJIRの中に込めることができるかについて議論を深めた。

まだまだ国民世論はカジノに対して十分理解できていない現状、それを含めて7年後、本当の意味でのJIR実現に向け、その手始めとなる基本法立法のカウントダウンに備える会合となった。