都福祉 子ども食堂に13品目2420点の食品を寄贈

京都府内の景品取扱業者で構成される一般社団法人都福祉事業協会(長谷川賢一代表理事)は11月16日、府内の子ども食堂運営の一助になればと、米や菓子類など約67万円相当を寄付した。

長谷川代表らは16日、市内中京区にある京都府社会福祉協議会を訪問。武田知記事務局長に寄贈品(13品目2420点)をまとめた目録を手渡した。京都府では、「全ての子どもたちが、生まれ育った環境に左右されることなく将来に夢や希望を持って成長していけるように」を目的に「きょうとこどもの城づくり事業」を行っている。同事業で特に力を入れているのが、こども食堂(きょうとフードセンター)であり、貧困家庭の子どもを支える活動はもとより、子どもの居場所作りなど多様性を学ぶことができる場として、多くの人が集まる取り組みを進めている。

長谷川代表理事は、「諸物価高騰の中、子ども食堂の運営が厳しいとのニュースを見て、少しでもお役に立てればと思います」と、今回は食料品の取扱いを行っている「京都府遊技業景品納入業者会」とタイアップしたことを報告した。きょうとフードセンターの担当者からは、「施設の欲しい食料品類を揃えていただき有難うございます。お米(100キロ)は新米でいただき、また食事の際にゼリー類やジュースを添えることができ、子どもたちの喜ぶ顔が浮かびます」と述べていた。食料品類は11月14日、同センターに搬入済となっており、配分され各こども食堂に届けられる予定となっている。

都福祉事業協会は2003年の設立以来、社会福祉事業を積極的に推進する各種ボランティア団体への支援活動を行っており、これまで延べ282団体に約1億200万円を寄贈している。

■寄贈した品目
米100キロ、ゼリー等お菓子類1200箱、レトルトカレー等480個、カップみそ汁240個、ジュース類480本、計13品目、2420点