社会貢献機構 第14回大賞は鳳企業「新宿アラジン 社会貢献活動」事業

全日本社会貢献団体機構(杉浦生健会長)は7月18日、第一ホテル東京において、第14回社会貢献大賞表彰式および2019年度の助成事業助成金贈呈式を開催。社会貢献大賞には、東京遊協の組合員ホール(株)鳳企業の「新宿アラジン 社会貢献活動」事業をはじめとした19組合・組合員ホールを表彰した。また最終審査ノミネートの14組合・組合員ホールの取組を称えた。

大賞となった本年創立50周年を迎えた鳳企業は、パチンコ・パチスロの余り玉(メダル)によって苦学生を支援するための「pp奨学金」、重症心身障害者施設・島田療育センターの支援活動を行う「島田療育センターを守る会」など、社を挙げて物心両面で支援に協力。東京・西新宿に店を構えるところから、新宿区、西新宿1丁目町会、そして地域と連携した防犯、交通安全の活動等、長年にわたり積み重ねており、地域になくてはならない存在となっている取組み対して、今回組合員ホールとして初の大賞となった。

受賞した泰青社長は大賞を受けた謝意を述べるとともに、現在スタートしたばかりの「pp奨学金」について紹介した。「pp奨学金は2016年にさぽうと21によって発足した返済を求めない給付型の奨学金制度です。余り玉や端玉などお客様の善意を集めて、苦学する学生たちを応援する制度です。設立してまだ3年足らずで、まだまだ募玉設置のホールは130店規模の状況ですが、少しでも多くの方に認知していただき、参加していただけるよう取り組んでいるところです」と協力を呼びかけた。

引き続いての2019年度の助成事業助成金贈呈式では、一般助成「子どもの健全育成支援」14件、「災害復興コミュニティ支援」5件、特別助成「パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む団体・研究機関」4件、特命助成「ぱちんこ依存問題に関する相談および回復支援事業」1件の計24件計4890万円を助成した。

大賞を受賞した泰社長(鳳企業・中)と杉浦会長(左)

阿部理事長(中央)は依存問題に取り組む4団体に助成