玉越 中川店で青空プロレス、あのレスラーも

(株)玉越(本社/名古屋市守山区)は6月26日、GOLD玉越中川店(中川区)横の芝生広場において、青空プロレスを開催。(株)スポルティーバエンターテイメント所属のレスラー6名が登場してパチンコファンや地域住民を盛り上げた。

前日までの大雨とは一転し、好天に恵まれた当日。試合は午前と午後の2部構成で、シングルマッチとタッグマッチがそれぞれ1試合ずつ行われた。凶器あり、場外乱闘ありというエンタメ色の優れた内容で、時にはファンを巻き込みながらのコミカルな試合を行った。第2部では観客の小学生たちがヒールに肩入れして、飲んでいたペットボトルを凶器として渡したり、ベビーフェイス(善玉)を攻撃してしまうなど、観客と一体となった盛り上がりを見せた。

現在、同社では謎のプロレスラー、マスク・ド・タマコシを起用したCMを展開している。強くは無いが愛嬌たっぷり、幅広いファンに愛される覆面レスラー役として、お茶の間を賑わせているこのレスラーの正体は、ヒップホップグループnobodyknows+のノリ・ダ・ファンキーシビレサスさんだ。元々は架空の覆面レスラーとしてCMの中だけで活躍していたが、同氏自身が現在、プロレスラーとしても活躍しているという経緯もあり、今回、TV画面から飛び出し、初となる現実でのデビュー戦を飾る運びとなった。

メインマッチとなる第2部の第2試合。マスク・ド・タマコシと相対するのは悪役レスラー、イツカ・ザ・デンジャーだ。試合はマスク・ド・タマコシ劣勢の展開で、覆面レスラーの命とも言える覆面を取られてしまうシーンも。幸い、もう一枚覆面を被っていたので正体を明かさずに済んだが、イツカ・ザ・デンジャーの攻勢は衰えない。そんな中、窮地に何度も追いやられながらもあきらめないマスク・ド・タマコシの姿勢に共感した観客からコールが巻き上がる。声を力に変え、コーナーに追い込んでの打撃技からダウンさせての空中殺法など華麗な技を繰り出すマスク・ド・タマコシ。最後は覆面を投げつけ油断を誘い、素顔をさらしながらフォールを決め勝利を手にした。