大阪府・市は9月9日~10月6日の期間、JR大阪駅近くの商業施設「E-ma(イーマ)」(大阪市)内に特設会場「こころりんく」を設け、日本初のカジノを含む統合型リゾート(IR)の2030年開業に向けて、依存症の相談受付や啓発をする実証事業を行っている。今回の実証などで得た知見を生かし、2029年度に「大阪依存症対策センター」(仮称)の開設で実施する支援策などに反映したい狙いだ。
「相談しやすい仕組みづくりを含めて実証していきたい」と、府・市の相談員や保健師らが常駐し、ギャンブルやアルコールなど依存症全般についての無料相談を受付けている。平日夜間(10時~20時・土日祝含)も実施し、仕事帰りのビジネスパーソンなど幅広い層に利用してもらえるよう、依存症の特性を説明するパネル展示やストレス解消の体験コーナーなどを設けている。アンケートを実施するほか、利用者層や相談需要などを検証している。
これに併せて、医師や弁護士が同席する相談枠を設ける他、有識者や民間支援団体らによるセミナーも実施。また、依存症に関する正しい知識の普及と理解促進を目的として、トークセッションを開催した。アルコール依存に関するトークセッションでは、山口達也さん(9月13日)、ギャンブル等依存症に関するトークセッションではダンプ松本さん(9月27日)が、JAM BASE(グラングリーン大阪北館6階)で開催。ダンプ松本さんのトークセッションでは、パチンコののめり込みに関してがテーマだった。なお、実証事業については、12月に2回目を予定している。

