回胴遊商中部・北陸 新年研修会開催

回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)中部・北陸支部(木原賢支部長)は2月4日、名古屋・金山のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋において平成28年新年研修会を開催した。

木原支部長の挨拶の後に立った伊豆理事長は「現在の業界はこれからのビジョンが全く見えない。更に維新の党の議員より遊技機撤去に関する質問状が国会に提出されました。リストの出し方によっては大きなダメージを受けるかもしれません。業界にとっていかにダメージが少ないようにしていかなければならない。後がない状況に追い込まれながら、これをどうしていくかが我々の課題です。4月より製造者遊技機健全化要項が変わりますが、我々は全く関係ない中で業務が増えてくるのは間違いない。その業務とは中古の納品、パチスロの設置確認、それに加えてパチンコの設置確認や部品の確認に行かなければならない。それでなくても我々取扱主任者の労働環境は非常に厳しい。夜間作業が殆どで、健全に作業を進めるには労働環境の改善をしなければならない」と述べ、現場に必ず答えがあるとして劣悪な環境改善の為の調査協力を要請した。

講演ではダイコク電機(株)の成田上席講師より「SISから見る市場の現状と今後」との演題で業界の現状分析についてレクチャーを行った。

研修会終了後の懇親会で挨拶に立った全日遊連の大野副理事長は「現在の状況はエベレストに登山に行き、どこにクレパスが口を開けているか分からない中、一歩一歩足場を固めながら、進んで行かなければならないと実感している。大衆娯楽としてもう一度自分たちの生業を見直せという事。大衆娯楽から徐々に離れて行った所に問題の原点がある。大衆娯楽として社会から認められる産業として次の世代へ繋げる為に今年は努力しなければならない」と語った。