全日遊連 年内にも安心PPアドバイザー1万5000名規模

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は11月15日、午後1時から第一ホテル東京(都内港区)において11月定例全国理事会を開催。「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」講習用DVDを用いた講習会の導入により、1万2000名を超えた事を報告した。

■安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習について
11月7日時点で1万2350名の状況を報告した。当初目標の1万名を達成し、年内で1万5000名規模になる予定。
■規則改正に伴う認定作業について
1月31日までの現行遊技機の認定作業について、手続きが遅滞する事ないよう問題共有につとめた模様。「検定機のままであれば売買が可能だが、認定機となると制約が生じ、資産価値は無くなる。そういう意味からも、検定機として残した方がよいもの等、説明を行いました」(阿部理事長)。
■新基準に該当しない高射幸性遊技機(回胴式遊技機)設置状況の推移について
日電協との定期連絡協議会での集計調査では、29.1%と報告を受けたという。「ただ、これは全国平均での比率。個々の店舗での比率というものではバラツキがある。これは個々店舗で30%を切るよう粛々と取組んでいただくしかない。今後、更に高射幸性遊技機を減らしていく方向にはあるが、外して入替える事のできる遊技機環境づくりについて、行政に要望していかなければならないと考えています」(阿部理事長)。
■18歳未満立入禁止対応の徹底について
18歳未満入場禁止については徹底方について対応を協議し、店内表示ならびに遊技のための機器・現金投入口付近にシールを貼付徹底する事となった。シールは直径20ミリサイズ。「シールが小さくて見えにくいのではないかとの意見が出るかもしれなかったので、18歳前後の方なら十分見える表示サイズにしました」と阿部理事長は12月1日からの実施を徹底していく。

<理事会上程議案>
【決議事項】平成30年度第28回全国パチンコ・パチスロファン感謝デーにおける幹事商社の選定等について/(株)そごう・西武(投票27対22)

【報告事項】
(1)リカバリーサポート・ネットワークへの出向社員の追加募集について
(2)18歳未満立入禁止対応の徹底について/店内表示と現金投入口付近のシールについて
(3)日工組と全日遊連との定期連絡協議会の開催(11月8日)結果について
(4)日電協と全日遊連との定期連絡協議会の開催(11月9日)結果について
(5)中古機流通協議会の開催(11月6日)結果について(7)
(6)推進機構の定例理事会及び臨時社員総会(11月13日)について
(7)平成29年度上半期 各都府県方面遊協による「立入検査」実施状況について
(8)平成28年度における法人税等の調査実績について
(9)遊技機リサイクル推進委員会の開催(10月2日)結果について
(10)貯玉補償基金の開催(10月11日)結果について
(11)セキュリティー対策委員会の開催(10月20日)結果について
(12)ゴト対策に関する4団体会議の開催(11月7日)結果について
(13)パチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会の概要

記者会見(左より片山専務、佐藤副理事長、阿部理事長、大野副理事長、大西副理事長、松尾副理事長)

貼付が徹底される18禁のシール