京都青年部 献血車「球都号」で献血活動実施

京都府遊技業協同組合(白川鐘一理事長)の青年部会(木下大佑部会長)は3月16日、京都市内の四条大宮駅前ロータリーにおいて、4年振りとなる献血活動を実施した。

京遊協が組合創立50周年を記念し、京都府赤十字血液センターへ小型献血車「球都号」を寄贈したことをきっかけとして始められた青年部主導による献血活動は、途中新型コロナ感染拡大により、3年もの長きにわたり中止されていたが、今年は約4年振りに活動再開となった。

3月は花粉症患者が増加する季節であり、今年はここ数年で最大の飛散量といわれる中、花粉症対策の薬を服用する人が増加する、年度末により新たな環境へ移行する人が多くなるなどで献血者数が減少する。先月にはトルコ・シリアにおいて大規模地震が発生し、死者数が阪神・淡路大震災、東日本大震災での死者数合計をも上回る約5万人以上、負傷者は約10数万人という大規模災害が発生しているが、日本においても災害が発生すれば、負傷者には輸血が必要不可欠。実施当日は快晴となり、絶好の献血日和となったこともあり、献血者数は業界関係者や一般通行人など59名を数えた。

会場周辺では青年部会長をはじめ部会員らが献血案内のティッシュを通行人らに配るなど周知に努めた。視察に訪れた白川理事長は、「京遊協50周年の時に、京都の赤十字さんから小型の献血車が足りないとの要望もあって寄贈しましたが、車内は当時最新のLED照明を使用しており、大変感謝されております」と語った。

また、木下部会長は、「コロナ禍によって2019年以来4年振りの献血活動ですが、業界関係者・ホール関係者の方々が午前中から沢山来ていただいており、今までの取り組みを皆さんが覚えて下さっていたのが、大変有り難いことだと感じております。参加人数も前回と変わらず推移しており、活動が浸透しておりますので、来年以降も引き続き活動を続けていきたいと考えています」と述べた。

京都府遊技業協同組合