三重遊協 新たな社会貢献活動を展開

三重県遊技業協同組合(権田清理事長)はこの度、社会貢献活動における新たな取組みとして、青色回転灯パトロールカー装着者(青パト)の寄贈と災害対応・社会貢献(寄付金)型自動販売機の設置を行った。

【青パト寄贈】
11月18日、桑名市役所において寄贈式を開催。三重遊協からは権田理事長はじめ組合執行部、受贈先である桑名地区生活安全協会からは伊藤徳宇会長(桑名市長)はじめ、桑名警察署の野呂清署長らが列席した。青パトは防犯意識の向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた県や市町等の団体が、一般の車輌では装備することのできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うもの。桑名市内には現在11台の青パトが活躍しているが、一部車輌が経年劣化によって乗車が難しくなっていた。その様な話を三重遊協が聞きつけた事がきっかけとなって今回の寄贈に至った。

式典では権田理事長より伊藤会長にレプリカキーを贈呈。対して感謝状が贈られた。挨拶に立った伊藤会長は、地域の防犯意識向上を図るべく、特に昨今では特殊詐欺による被害防止を呼びかけるため青パトを活用していると述べ、これからも地域の安全を守るために頑張っていきたいと決意を新たにした。野呂警察署長は青パトは現在、1日約40キロ近く走行しているなどの現状を説明。経年劣化等が進む現状を聞きつけ、迅速に対応してくれた三重遊協に謝辞を述べ、住みやすい桑名地区実現の為、官民一体となって取り組んでいきたいと今後も協力を要請した。

【自販機設置】
11月20日、三重遊協事務局駐車場において、災害対応・社会貢献(寄付金)型の自動販売機が設置された。近年、想定外と言われる大規模災害が全国各地で発生しており、三重県においても昨年は台風等により大規模な停電が発生するなど、災害に対して予測困難な事態となっている。その様な背景を鑑み、三重県遊協では災害発生時に被災住民に飲料が提供できる災害対応型自動販売機の設置を決議。合わせて、自販機の収益を社会貢献活動に転化すべくアイディアを盛り込んだ。

設置に際したセレモニーでは、権田理事長はじめ自販機の提供元である(株)伊藤園の担当者、そして収益金の寄贈先となるフリースクール「三重シューレ」の石山佳秀代表が列席。この3者でアンベールを行い、新たな取組みのスタートを切った。権田理事長は災害時等の有事に地域で活用して欲しいと挨拶。組合や業界の各店舗においてもこの様な自販機設置が進めばと期待を寄せた。

三重遊協では従来より三重シューレの活動を支援してきた。小中学校における不登校児の人数は過去最高値を記録している現在、不登校児童等が通うフリースクールは、ますますその役割が強く求められている。自販機の収益の一部を同団体に寄贈するアイディアもその様な社会的背景を鑑みてのこと。式典では合わせて全額給付型奨学金(約670万円)の贈呈式も開き、権田理事長より石山代表に目録が手渡された。