オタクサミット 5万2500人来場、サミー、オーイズミなど出展

「コミケ」の愛称で親しまれている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」の特別イベント「コミケットスペシャル6」は3月28、29日の両日、幕張メッセにおいて開催した。コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などのさまざまなジャンルを扱った同人誌の即売会で、夏と冬の年2回とは別に、5年に1回のペースで開催されているのがこのコミケットスペシャル。今回はコミケ40周年記念という節目と位置付け、「OTAKU(オタク)サミット」をテーマに掲げ、25年ぶりの幕張開催となった。

開会に際してテープカットセレモニーを開催。同イベントの実行委員長でコミックマーケット準備会共同代表の安田かほる氏、赤池誠章参議院議員、コミックマーケット共同代表・筆谷芳之氏、同市川孝一氏らが出席し開催を祝した。マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(古屋圭司会長)の幹事を務める赤池議員は「オタク文化は世界に広がっている。マンガ・アニメを中心としたメディア芸術の国立美術館を作ろうという構想を実現させようと、私どもは超党派で議員連盟を昨年発足した。地方創生にもつながる大変重要なコンテンツ」とコミケのさらなる広がりに期待した。

今回、同人誌即売会や企業ブースのほか、国内外のOTAKUイベントが一堂に会する展示会「OTAKU EXPO」や街おこし企画「萌酒サミットスペシャル」「萌えおこし物産コーナー」、『黒子のバスケ』のみにフォーカスした同人誌即売会「くろケット」など多彩な内容で開催した。

企業ブースでは業界関連として3社が出展。(株)オーイズミは、同社のキャラクター1000ちゃんを全面に打ち出した。新作グッズの販売や、ミリオ役の渕上舞さんを招いたトークイベントなど、多くの来場者で賑わった。サミー(株)は、グループのサンリオの音楽ゲームアプリ&アニメ「SHOW BY ROCK!!」のPRを展開。テレビアニメは4月5日(TOKYO MX)より放送開始する。DAXEL(株)は、美少女型後方(広報)支援ロボットの「レイちゃん」をはじめ、遊技機の試打コーナー、攻略誌ライターによるイベントで来場者の関心を集めていた。

オープニングのテープカット

オーイズミブース

サミーブース・等身大フィギュアが人気

ダクセルのイベント風景

奈良県ブースは奈良健康ランドのコラボPR