アサヒディード 令和元年度の授産ホール景品は約1割増

(株)アサヒディード(本社/大阪市浪速区)は、授産施設の製品を積極的にホール景品として取り扱っており、昨年は約1割増の取り扱いとなった。

2012年から同社が取り組んでいる授産ホール景品の取り扱い。2019年度、授産施設「夢二色」からのホール景品・クッキーは、大阪府泉南地域の「イルサローネ泉佐野店」4800個と「イルサローネ貝塚店」4800個。兵庫県三田市「イルサローネ三田店」は地元授産施設「神戸ふれあい工房」から1200個を取り扱った。授産ホール景品の出庫数は合計1万1748個となり、前年1万800個より948個の増加となった。その他、大阪府泉佐野市にある障がい者福祉施設「ささゆり作業所」(社会福祉法人清光会)の商品・手提げかばんなども景品として取り扱っているとした。

2018度から地産地消の取り組みとして、「大木米」という地域で作られたお米の景品取り扱いもスタート。お試しサイズ(2合入)からのスタートだったが、景品交換されたお客様の声として、「おいしかった」「もっと多い量ないの」など好反響を受け、6月から2キロサイズの新景品を用意した。大木米は、泉州「泉佐野市・大木」地区の澄んだ水で育ったヒノヒカリの呼び名。その大木米を詰める作業を授産施設・夢二色へ依頼し、納品してもらう形での取扱い。地域の生産物を支援紹介し、福祉にも貢献したいという想いがカタチとなった景品の一つとなっている。

同社では、「『社会を豊かにする活動』を継続する事で社会的責任を果たすと共に、皆様に必要とされる企業を目指します。 製品を生産している方々や地元の社会福祉施設との関係を構築しながら、お客様に喜ばれる景品の提供にも努めて参りたい。店舗スタッフが製品を生産している方々や地元の社会福祉施設についての理解を深め、お客様へしっかりと伝えてゆく事を目指します」と地域密着の取り組みに努めている。