一般社団法人遊技機リサイクル協会(趙顕洙代表理事)は5月18日、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターにおいて、第20回定時社員総会を開催。低空飛行の運営を余儀なくされているが、協会の活動意義を再喚起し、維持継続に努める。
冒頭、挨拶した趙代表理事は、第20回となる総会が開催できたことに謝意を述べた。「私どもリサイクル協会は、遊技機の回収・排出事業により成り立っていますが、年々その取扱量が減少しております。低空飛行から上向くことを待望しているのですが、残念ながら今回も低空飛行を続けています。協会の所期の設立目的に思いをはせ、私たちの果たす役割について今一度再認識したい」と述べ、協会存続に向けて、事務所の移転(今春)などにより経費節減含め新規一転したことを伝えた。
総会においては議長に趙代表理事を選任し、1号議案から6号議案までの各議案は原案通り承認。協会システムの参加組合は、1都1道1府34県(37組合)。協会システム参加メーカーは、ぱちんこメーカーではアイドル1社が増えて計36社、パチスロメーカーではビート、チャレンジ、アイドル、レオスターの4社が増えて計65社となった。協会指定リサイクル業者は、1社の指定業務契約を解消し、計10業者(指定工場12工場)となった。
令和7年度における協会システムの回収実績では、回収ぱちんこ(本体、盤、枠)が7万3592台(前年比5.0%減)、パチスロが3万2926台(同25.9%減)、合計10万6518台。スマート遊技機の普及・部材の品薄などの影響に伴い、現行機の多くは高品質な部品が含まれていることから、多くのメーカーが積極的に下取りや高価買取に動いていることから、前年同様低い取扱量となった。
今年度の事業方針として、全日遊連を始めとした各遊技関連団体へ協力を要請していく他、協会システム未参加の府県遊協及びぱちんこ・パチスロ遊技機メーカーに対し積極的な参加を求めていく。そのため①パーツリサイクルの促進②障がい者自立支援及び高齢者雇用の支援③排出部材・部品の利用促進及び商品開発、という3本柱の促進を決議した。その他、理事の員数等に関する定款変更を承認し、12名以上15名以内から、8名以上12名以下に変更した。また、専務理事の異動に伴い、紙屋修三氏(元埼玉県遊技業協同組合専務理事)を選任した。その後、星山聖達副代表理事の閉会のことばにより終了した。
遊技機リサイクル協会は、前身は首都圏遊技機リサイクル協議会。1990年代パチンコ・パチスロ機が、適正に処理されずに不法投棄され、社会問題に発展した。その改善に向け、有志による「パチンコ・パチスロ研究会」(1996年)が発足し、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県遊協は共同で、2000年(平成12年)、首都圏遊技機リサイクル協議会を設立。2007年有限責任中間法人「遊技機リサイクル協会」を設立。2009年一般社団法人遊技機リサイクル協会に名称を変更した。

