神奈川遊協 空中散歩など社会貢献を実施

神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)と神奈川福祉事業協会(伊坂重憲会長)は、9月〜11月の社会貢献活動について公表した。

①空中散歩に協賛
10月23日には、「チャーターフライト空中散歩」に協賛し、300万円を支援した。この催しは、公益財団法人神奈川新聞厚生文化事業団が主催し、NPO法人フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会の共催により、1978年より実施している恒例の催し。しかし、コロナ禍で2年連続中止となっていたところから、「車いす空の旅」「交通遺児体験教室」の替わりとして、「チャーターフライト空中散歩」として実施した。「車いす空の旅」は、日常的に車いす等の使用により、遠路外出(含む旅行等)の困難な障がい児者が、ボランティア等の援助を受けながら、飛行機の旅を体験するとともに旅行先の気候風土、文化に直接触れ、見聞を広める事により豊かな体験を得る事を目的に実施されてきた。羽田空港での搭乗前、白石良二理事(神奈川遊協)が、「本日、宿泊はありませんが、チャーターフライト空中散歩となります。感染予防を心がけ、皆さん楽しい思い出を作って下さい」と出発式であいさつ。障がい児童と交通遺児の他、家族やボランティアなど118名が参加した。羽田空港から出発し、富士山上空を通り、浜名湖方面に向かい、伊豆半島上空を経由した。飛行機に乗るのは4度目という参加者の一人は、「富士山がまじかに見えて、これまでで一番楽しいフライトでした」と笑顔で感想を話していたという。

②災害時の救援車両を贈呈
11月15日、災害救護活動などに使用する救援車両2台を日本赤十字社神奈川県支部(黒岩祐治支部長/県知事)に寄贈した。救援車両は、災害時に医師や看護師等の医療スタッフが乗車し、災害現場に急行する際に使用される。寄贈した救援車輛は、横浜みなと赤十字病院、秦野赤十字病院で活用される。この功績に対して、日本赤十字社から感謝状を受けた。

③更生保護活動支援
9月8日、新型コロナウイルス感染症対策として県更生保護協会、4更生保護施設、県保護司会連合会に非接触型体温計とオゾン発生器それぞれ6台(202万1580円)を寄贈。横浜保護観察所滝田裕士所長から上川陽子法務大臣からの感謝状を受けた。また11月24日には、神奈川県更生保護協会(斎藤文夫理事長)、神奈川県保護事業連盟(志村宗男会長)からそれぞれ感謝状を受けた。非接触型体温計は、肌に触れる事なく多人数の検温が入室前等で速やかに確認でき、またオゾン発生器は、除菌効果のある「オゾン」物質を発生させる事により新型コロナの感染防止に役立つ。

④県警本部長より感謝状授与
11月24日、神奈川県警察において、山本仁本部長より感謝状を受けた。これは、犯罪被害者やその家族を支援する特定非営利活動法人神奈川県被害者支援センターに対して、長年支援を継続している事が高く評価されたもの。