東京遊協 新規則で遊技環境を再構築するチャンス

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は1月24日、東京ドームホテルにおいて、1月定例理事会を開催した。理事会前、大橋貞和署長(四谷税務署)を講師に招き税務研修会を開催。税務研修会は、健全な営業と適正納税を推進するため、平成24年9月に実施以来、6回目の開催となった。

冒頭、挨拶に立った阿部理事長は、平成28年12月に成立したIR推進法から、のめり込み対策強化に取り組んだ昨年1年間の成果を報告した。安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習(全国1万6000人・うち東京1300人)、規則改正に伴う認定申請、新基準に該当しない回胴式遊技機の対応、受動喫煙対策(協力署名約18万筆)など、主な取り組みを報告した。警察庁保安課長の講話(1月19日)において、広告宣伝規制について、悪質な事例が依然あるとの指摘があった事を踏まえ、「組合員お一人おひとりが業界人としての誇りを持ち、社会の一員である事を十分に認識して、責任ある行動に努めていただく事が重要であると思います」とした。2月1日より新規則となるが、「私は手軽に安く遊べる遊技 環境を再構築する大きなチャンスだと思っています。組合は昨年50周年を記念しましたが、70年、そして100年と続いていくと確信しています」と、健全化に沿った大衆娯楽の王道を組合挙げて歩んでいく事を訴えた。

■議事(主な報告事項)
(1)給付型奨学金「pp奨学金」について(支援34企業団体、募金箱設置100店舗規模、学生応募49名) (2)平成29年度東京青少年育成協力者等感謝状の授与(平成15年から特別協賛してきた親子の絆コンサートに対しての表彰、なお主催する心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)は今年度で解散の予定) (3)いしのまき大賞受賞(石巻市の知名度を高めた功績者・団体に贈られる「第11回いしのまき大賞」(石巻商工会議所主催)を受賞・1月5日表彰式出席) (4)新基準に該当しない回胴式遊技機の設置比率について(東京880店100%・パチスロ13万2704台・該当しない台3万5940台・27.1%)

理事会後の新年懇親会では、来賓に鴨下一郎衆議院議員(筆頭秘書・小松崎氏)、西村拓郎支部長(日遊協東京・関東支部)が祝辞。健全化への連携を込め、中村昌勇理事長(東遊商)の乾杯の音頭により懇親を深めた。