東京遊協 健全化推進に関する声明について決議

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は6月28日、遊技会館(東京都新宿区)において、臨時理事会を開催。喫緊の回収撤去関連の対応など、4議決案件のため臨時開催となった。

第1号「遊技業界における健全化推進に関する声明」について(案)では、早急な回収撤去対応を重く受け止めるため、衆議院内閣委員会での河野国家公安委員長の答弁(4月27日)の模様を理事会場において上映。極めて厳しい行政指導は、回収対象遊技機リスト(3次)の6月中公表、回収対象遊技機の年内撤去、1次2次回収対象機の速やかな回収撤去、14団体で謙虚に取り組む声明文(5月30日)。その中で、全日遊連は声明文(案)について、早急に対応するため、6月24日の理事会で決議。6月27日の21世紀会(14団体)で同じく採択。

阿部理事長は、「本来であれば声明文(案)は、組合の皆様の同意をいただき、7月に採択するのが原則だが、大臣の答弁で『違法機』という表現となり、私たち業界は早急に対応する事が急務となっている。すでに21世紀会は27日決議し、行政に報告した。今日上程したのは、東京として組合員一人ひとりまでこの点を周知いただくためもの。ご理解をいただきたい」と説明した。また質疑においては、「時間的には代替遊技機が間に合わないという事も考えられる。日工組とも連携して協議はしているが、実際の検定状況は伴っている状況ではない。いかにスケジュールを整え混乱の起きないよう、各企業、店舗で計画的に対応して欲しい。行政からは途中経過を報告するよう要請されている」と協力を求めた。そして7月、日工組との連絡協議会を予定しており、組合員の声を寄せて欲しいとし、決議した。

その他「アニメエキスポにおけるパチンコ・パチスロブース出展へのご協力のお願い」に関する都遊協の対応(案)について。7月1日〜4日にアメリカロサンゼルスで開催されるアニメエキスポにおいて、パチンコ3台(CRF機動戦士ガンダムLast shooting、CRA戦国乙女39AW、CRAベルサイユのばら薔薇の運命ST)、パチスロ2台(コードギアス反逆のルルーシュR2、バジリスク甲賀忍法帖2)の展示に協賛する事を高橋孝幸青年部部会長が説明し、青年部から3名派遣、協力金50万円の拠出を決議した。