日遊協北海道 美山支部長の3選を決議

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)北海道支部(美山正広支部長)は10月2日、札幌市内のホテルオークラ札幌において、第29回となる北海道支部総会を開催。支部役員の任期満了に伴う支部長の改選では、美山正広氏を選出した。3選となった美山支部長から、「団体は違うが、北海道が一つになり、全国の模範となる体制になるよう、北海道の一員としてしっかり汗を流したい」と重ねて挨拶した。

総会冒頭、挨拶に立った美山支部長は、「昨日(10月1日)より消費税が引き上げられました。我が業界にはじわじわと影響が来る事と予想されます。業界を取り巻く環境の厳しさは増す事はあっても減る事はないでしょう。目の前にある課題は一つひとつクリアできるでしょうが、過去の延長線上ではない新たな取り組みを業界は求められていると思います。北海道では今、北海道の団体(5方面遊協等)が一つになろうと歩みを始めています。商業組合団体等もまた連携を強め、近い将来オール北海道となって業界課題に立ち向かう準備が整いつつあります。私たち北海道支部もその流れにつながるよう努力したい」と業界連携による取り組みの時と訴えた。

続いて庄司会長は、目下の高射幸性遊技機の撤去における自主規制が間延びした状態に危機感を持つ声がある事に触れた。「社会に向けて約束を発信したのに守れないといった内外からの声が出始めているようだ。日遊協として更なる協議を通して進めていかなければと思っています」と述べ、依存対策の各取り組み案件について一つひとつ進捗を報告した。また、現在の機械代を回収するためのような営業感から、「お客様視点での営業に切り替えていくためのアップデートが必要になっている」と本当に成果が出るための実践を優先すべき時であると、日遊協の使命と活動意義を伝えた。

行政講話においては、北海道警察本部の松橋一生保安課長が、ぱちんこ営業の健全化推進について講話した。また、懇親会においては、回胴遊商の寺崎裕昭支部長(北海道支部)が先般の北海道業界団体合同によるすすきの清掃を報告し、連携する取組み意義の大切さを伝えた。続き、北海道防犯協会連合会の佐藤邦昭専務理事の乾杯の音頭により懇親を深めた。

【新役員】
支部長  美山正広(正栄プロジェクト)
副支部長 伊豆正則(ゼンリン)、山本淳一(山本ビル)
理事   櫻井篤行(北日本ジェー・シー・エム)、松村高(サッポロユウキ)、藤井和宣(北日本・遊機)、松谷義明(ビクトリア観光)
相談役  松谷明良(ビクトリア観光)