型式試験 6月の型式試験状況

一般財団法人 保安通信協会(有馬康之理事長・略称/保通協)は、7月1日付けで6月の型式試験状況を発表した。

6月は、適合(ぱちんこ20・回胴15)、不適合(ぱちんこ58・回胴61)、受理件数(ぱちんこ90・回胴92)。

また、役員改選が6月29日に行われ、有馬理事長が再選。専務理事に佐野淳氏(再選・警察庁情報通信局長)、常務理事2名は、殿川一郎氏(再選・内閣官房内閣衛星情報センター次長)、宮城利久氏。理事は5名(非常勤)で、池田綾子氏、梅津貴司氏、其阿彌光行氏、坂巻明氏、佐村知子氏。監事(非常勤)2名は、荒川潔氏、金子元氏。

令和2年(令和2年4月1日〜令和3年3月31日)度の事業報告では、型式試験事業において、受理件数1867件(ぱちんこ935・回胴930・じやん球2件)、結果書交付1700件(ぱちんこ842・回胴857・じやん球1件)。型式試験事業の手数料等支出明細書は、手数料25億9917万5000円(前年27億943万7000円)、その他5143万5000円(同6325万1000円)。

遊技機の型式試験に関する調査研究として、
①中長期的課題に関する調査研究/画像処理技術等を用いた遊技機試験の高度化に関する調査研究
5カ年計画の2年目(令和2年度)は、回胴式遊技機の試射試験の改善を図るための技術的手法の検討を行うとともに市場製品であるディープラーニング機能付画像処理開発ソフトウェアを用いて検証用プログラムを作成し、試射試験への適用性について調査・検討を行った。
②試験事務の効率化のための実用化研究/遊技くぎの傾き及びその方向の計測方法に関する調査研究
最終年度に当たる令和2年度は、令和元年度の検証結果や改善点を踏まえ、実用化に向けた試作システムの改良検討を進め、仕様書を策定した。併せて、「ハンディタイプの計測器」及び「遊技盤単位でのくぎの一括計測装置」についても検討を行った結果、現段階では実用化は困難と判断。