社会貢献機構 第16回大賞は石川県「医療用防護服・オゾン紫外線除菌機器の寄贈」事業

一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(宮田亮平代表理事)は7月2日、第一ホテル東京において、第16回社会貢献大賞表彰式および2021年度の助成事業助成金贈呈式を開催。社会貢献大賞には、石川県の「医療用防護服およびオゾン紫外線除菌機器の寄贈」事業(写真)をはじめとした13組合・組合員ホールを表彰した。

受賞した浅野哲洋理事長は、「当時は、休業要請の対応をどうしようと自分の事ばかり考えていたのですが、医療施設でクラスターが発生し大変だという事を聞き、こういった時こそ自分たちができる支援ができないかと、執行部で話し合い、組合として拠出できる枠いっぱいの総額1500万円(500万円を金沢支部が協力)で対応しました。この大賞は、組合に持ち帰り、組合員と喜びをわかち合いたい。そして、栄誉ある賞を一過性の事としないよう、これから私たちは何ができるのか、地域のため、社会のため、組合のため、そして自分たちの企業のため、何ができるのか、励みとしていきたい」と大賞の栄を受けた事に深甚なる謝意を述べた。

この受賞は、石川遊協の新型コロナ治療の最前線に立つ医療従事者に、感染予防の防護服を寄贈した一連の活動が高く評価されたもの。2020年6月3日、石川県・谷本正憲知事に対して、医療従事者用の防護服5000着、救急車の車内・医療機関の待合室などで使用されるオゾンを発生させて除菌する機器(タムラテコ社製)50台を寄贈。その内1000着とオゾン紫外線機器は傘下の金沢支部が協力した。防護服は、県内の繊維メーカー・新日本テックスが開発した自転車カバーの素材を利用。製作段階で医療関係者に試着してもらい、様々な意見を聞き、着脱のしやすさなど改良を重ねた。また、煮沸消毒する事で再利用もできる。この寄贈は、地場産業の支援も兼ねたものとなった。

引き続いての2021年度の助成事業助成金贈呈式では、共同助成13件、「パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援」4件、一般助成「子どもの健全育成支援」2件、「昨今の社会情勢により生活に困難を抱えている若い世代(親子を含む)への支援」4件、「障がいを持つ子どもたちや孤立する高齢者に対する支援」4件、「日本国内各地の災害被災者の支援や災害復興のための支援」2件、特別助成「昨今の社会情勢により困難を抱えている学生への支援」1件、特命助成1件の計31件・計5470万円を助成した。