全日遊連 コロナ対策に万全の体制を要請

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は9月17日、第一ホテル東京において、9月定例理事会を開催(オンライン含む)。理事会後の記者会見は、阿部理事長、松尾道彦副理事長、太田裕之専務理事の出席により、定刻午後2時30分から始まった。

理事会冒頭の理事長挨拶において、コロナウイルス感染症の拡大抑止について強く要請した。「依然として、全国的に多数の新型コロナウイルス感染症の感染者が出ている状況にある中、ホールにおけるクラスターは確認されておりませんが、全日遊連が管理しております『KENZEN777パチンコ・パチスロ健全化ネット』の「ぱちんこ業界へのご意見」において、ファンの方々から、遊技業界の新型コロナウイルス感染症対策に関する厳しいご意見を多数いただいております。具体例を申し上げると、『マスクの着用が徹底されていない』、『入場時の手指消毒が徹底されていない』、『開店前にできる行列について、遊技客同士の間隔を確保していない』、『台間ボード等の設置がない』などの意見が寄せられております。また、喫煙可能な空間における遊技客同士の会話や密集に起因する感染リスクの上昇を懸念するご意見も多数いただいております。お客様をお迎えするにあたって、万全な新型コロナウイルス感染症防止対策を行う事は、私たちの責務であります。どうか気を緩める事なく、昨日付けで改訂しておりますガイドラインの遵守について、徹底していただけるよう、傘下組合員ホールに対しご指導下さいますよう、よろしくお願いいたします(要旨)」と述べた。

記者会見において、ギャンブル等依存症対策推進関係者会議の委員の一人でもある阿部理事長は、9月17日第2期第2回の会合があるとして、業界として依存対策についてより社会にアピールしていくため、様々な方策を練っていきたいと述べていた。

なお、今回より、東洋経済新報社のパチンコ業界担当記者の記者会見の申し込みがあり、傍聴を行った。

【決議事項】
①暴力団対策特別委員会の委員の承認について(補充)/佐戸幸弘氏(東京遊協・専務理事)

【報告事項】
①パチンコ・パチスロ依存問題への対応について
②災害被災地組合に対する見舞金の支出について
③中古機流通協議会の開催結果について
④全国パチンコ・パチスロファン感謝デーについて
⑤遊技機の計画的撤去について
⑥使用済み遊技機の保管状況調査結果について
⑦推進機構の定例理事会の開催結果について
⑧貯玉補償基金理事会の開催結果について
⑨遊技機リサイクル推進委員会の開催結果等について