エンビズ総研 セミナー「2016年新卒採用戦線を勝ち抜け」開催

(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社/東京都千代田区)は7月29日、大阪市内のエース電研大阪元町ビルにおいて、「2016年新卒採用戦線を勝ち抜け」と題したセミナーを開催した。

パチンコ業界に関らず様々な企業において年々、難しくなってきている新卒採用。例え採用できたとしても、3年経たず辞めてしまうといったケースも多く、従業員の確保に悩んでいる企業は少なくない。そんな中、本セミナーでは2016年卒の学生を採用する為に必要となるポイントや、採用後の離職率を下げる為の方法などについての解説が行われた。

第1部「就職先に求めるものを見極めろ」では2016年卒の学生が企業に求めている考え方を紹介。講師を務めた(株)アクティブアンドカンパニーの古澤祐二コンサルタントは、昔と比べ現在の学生は給与の高さよりも、職場での働きやすさを求める傾向が強いと伝え、企業説明会やWEBでの広報活動では、いかに働きやすい環境が整備されているかをアピールして行く事が有効と述べた。また、近年では内定後に保護者に反対されるといったケースも多く、内定書を社長自ら自宅に届け企業説明を行うなど、保護者を納得させる事も重要なポイントだと話した。

第2部「新卒者定着の急所」では同社の西岡隆人材コンサルタントが講師を務め、入社3年以内に辞めて行く人達の離職理由などについて解説した。西岡氏は離職事由として “人間関係がうまくいかない”、“他にやりたい事ができた”、“仕事が合わない”といった理由が多いと指摘。離職率を下げる為にも採用時と同じく、働きやすい環境整備や、やりがいを感じられる企業風土作りが求められていると解説した。