SANKYO SANKYO所属・井岡一翔選手として米で復帰目指す

(株)SANKYO(本社/東京都渋谷区)は7月20日、同社所属のプロボクサー井岡一翔選手の今後のボクシング活動についての緊急会見を、同社本社において行った。昨年末に引退表明したプロボクシング元3階級制覇王者である井岡選手は、現役復帰を目指し、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に始動する。

白のTシャツに濃紺のジャケットといういで立ちで颯爽と会見に臨んだ井岡選手。新たな挑戦への闘志をみなぎらせながらも、静かに口を開いた。「私(井岡一翔)はアメリカでの現役復帰を決意しました。日本人ボクサーとしても、新たな挑戦と思っています。必ず結果を残したいと思います」と現役復帰のために尽力いただいた関係者各位への感謝を述べた。具体的な復帰第1戦は9月8日、米国で開催される軽量級の猛者が集まる興行「SUPER FLY3」(360°・メインプロモーター/トム・ローファー氏)での復帰戦(対戦者未定)に意欲を込めた。

復帰のきっかけとなったのは、2月にアメリカで行われた「SUPER FLY2」を観戦した事により、自らの新たなチャレンジの領域を感じたという。「新たな(ボクシングの)歴史を創るというため、自分のためではなく、今後のボクシング界、そして(応援)協力いただいている方々に一つの形として達成したいと思います。まずは復帰戦である9月8日に勝利(結果を残)して、“井岡は終わってない”という事を示して、期待していただいている(ファンの)方々のために頑張りたい」と湧き上がる決意を淡々とあらわしていた。

(C)井岡一翔(SANKYO)

多くの報道陣が集まり、井岡選手の今後の動向に質問が集まった