RSN 2月相談数347件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信3月25日(第155号)で2月の相談数は347件(支援室31件含む)と発表。日中(10時〜16時)199件(支援室20件含む)、夜間(16時〜22時)148件(同11件含む)。2018年2月504件、2019年2月503件と比較すると、約3割ほど減少。なお2006年4月からの累計3万8462件となった。

相談(初回199件・57%)の集計では、本人からの相談は175件(88%)、家族・友人23件(12%)、ホール関係者1件(0%)。本人性別では、男性152(87%)、女性23(13%)。本人相談経路(175件中)では、ホール内ポスター61件、インターネット47件、不明・拒否44件、ホール貼付ステッカー7件、ホール折込チラシ7件、ATM啓発メッセージ3件、その他3件、ホール配布物2件、家族・友人・知人1件。今回、本人相談経路の46%が、ホール掲示物(ポスター、ステッカー、チラシなど)からとなっている。

RSNが販売している「パチンコ依存問題予防・啓発リーフレット」では、全国約1850ホール、約140万部の注文があった事を報告。2月には、東京遊協全店舗(約800店舗)の注文、宮城遊協による注文など設置店舗が増加しており、活用を呼びかけた。

依存問題のセミナーの開催告知では、新型コロナウイルス感染症リスクを配慮して、新年度からの活動予定についてアナウンス。既に3月1日の月例セミナーは中止した事から、4月は4月26日を想定しているが、最終判断は4月中旬にホームページで告知。5月、6月についても感染状況によるため、中止・延期等となる恐れがある事など、随時、ホームページにアップ(依存の問題の支援に携わる人たちの勉強会)していく予定となっている。

さくら通信では、コロナウイルス感染による情報感染を憂慮。「ネットの時代では、拡散されている情報ほど信頼できる情報のような錯覚が起きやすくなっています。気を付けなければ、デマ拡散の担い手になってしまいます」と「信頼できる事実(エビデンス)」に基づいた冷静な対応を呼びかけている。お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。