RSN 2月相談数222件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信3月25日(第179)号で2月の相談数は222件(支援室29件含む)と発表。日中(10時〜16時)107件(支援室20件含む)、夜間(16時〜22時)115件(同9件含む)。2月期の年比較では、2018年2月504件、2019年2月503件、2020年2月347件、2021年2月330件で推移。前(1)月の231件から9件減少した。2006年4月からの累計4万3772件とした。

相談(初回88件・40%)の集計では、本人からの相談は77件(87%)、家族・友人11件(13%)。本人性別では、男性65(84%)、女性12(16%)。本人相談経路(77件中)では、ホール内ポスター28件、インターネット25件、不明・拒否12件、ホール配布物5件、ホール折込チラシ3件、家族・友人・知人1件、ATM啓発メッセージ1件、雑誌1件。

「あのときのお客さんは、もしかしたら」では、「見方を変える」を呼びかけた。いつも眉間にシワを寄せ、不機嫌オーラを振りまきながらパチンコをしているBさん。出入り禁止にして欲しいという従業員もいたほど。依存相談に関わるようになり、勉強会で「怒っている人は、困っている人」という話を聞き、真っ先にBさんを思い出したという。不機嫌オーラを振りまく人に誰も近づきたくないし、思いやる事もできないもの。しかし、「怒っている人は、困っている人」と考えると見え方が変わる。のめり込み問題の見方も同様と、怒っている理由を聞くのではなく「何か困っている事はないですか」と話しかける。そのような接客ができるとホールの雰囲気も変わっていくように思います、としている。

4月の依存問題基礎講座は、「ボートレースの仕組みと依存対策について」、日本財団常務理事の吉倉和宏氏を講師に招き、4月10日にオンライン開催を予定している。参加費無料だが、事前申し込みが必要(4月5日締切)。

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