PCSA アイデア・エッセイ・最優秀賞に浦部立憲氏(ダイナム)

一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(加藤英則代表理事)は8月20日、臨時社員総会の席上、PCSA会員(正会員、賛助会員、特別会員)の従業員を対象とした懸賞アイデア・エッセイの審査結果・表彰式を開催。最優秀賞は、「人々を孤立と不安から護る〜2040年に向けた業界再設計〜」の浦部立憲氏(ダイナム・43才)が受賞した。優秀賞は2編・「パチンコ業法の制定と革命的PB機の開発」西田裕樹氏(夢コーポレーション・33才)、「パチンコが出きること」成田朱音氏(ダイナム・24才)が選ばれた。

浦部氏は、「エッセイを書き上げたのが2月でしたので、その後、新型コロナウイルス感染症の影響が本格化し、パチンコ業界全体が厳しい状況に陥りました。パチンコだけでなく、店舗を持つということ自体がリスクとなり、デジタルに統合されるのではないかという不安な日々を送りました。自粛中は、チャーンストア理論、経営学の勉強をし直しました。直接お客様と接する私ども業界は、テクノロジーであってもその中に真心を感じていただけるようにすることが大事だと思います。現在、私は、社内で地域共生担当を任されています。中学校に除菌清掃ボランティア、地区の祭りの準備のお手伝いなどをして、地域とフレンドリーな関係づくりの日々です」と、地域に信頼されるパチンコ店になるよう頑張っていきたいと述べていた。

リモートにより受賞した西田氏は、「射幸性、釘、賞品提供の問題課題を取り上げ、業法の必要性、革命的遊技機の開発を通して、さらなる発展につながると考えました。これまでも多くの課題を抱えてきたパチンコ業界は、コロナをきっかけに、パチンコへのイメージはさらに悪化しました。自粛に従わない遊技客というお客様への批判もありました。こうした課題を解消し発展させていくためには、一致結束した業界挙げた取り組みが大切だと思っています」と受賞に感謝した。同じくリモート受賞の成田氏は、「家族のこと、お客様のことを通じてパチンコを見ました。実際に難病でふさぎ込んでいた父が、パチンコをする時の笑顔を見たとき、同じようにお客様の笑顔に触れ、絆を作り、そして地域のインフラにつながっていることを感じています。私自身も、パチンコに携わり、素敵な出会いを築くことができました。コロナ対策の今、お客様の不安を払拭し、楽しい時間を提供できるよう、今できることに努めたい」と受賞を糧に日々の業務に努めたいと述べていた。