PAA 広告・宣伝規制の見直しに注視

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長)は、2月16日開催の理事会状況を発表した。

大島理事長は、「ホール4団体で広告・宣伝規制の見直しが行われており、PAAとしても強くその動向を注視しています。個人的には、広告規制について協議すべき業界課題として認識されている事に、嬉しく思っています。PAAを立ち上げて6期目に入りましたが、我々の地道な活動がそこに貢献できたらと思います。業界環境はまだまだ厳しいですが、会員の皆さんと力を合わせて盛り上げていきたい」と新年度に向けた協力を呼びかけた。

篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、「時代に即した広告の在り方について」広告宣伝規制に関するホール4団体の進捗状況、政府による「ギャンブル等依存症対策推進基本計画(案)」見直しについてパブリックコメント募集の内容などを共有した。これまで3年間の業界の取り組みはほぼ達成し進展しているとの評価。令和4年4月からの基本計画には家族への啓発活動、自己申告・家族申告プログラムについてはさらなる普及に向けて申告方法の簡便化を進めていく方針等、検討していることなど共有した。なおパブリックコメントは2月24日が締切りとなっている。

■主な委員会報告
①PAA-ADネットワークWGは、1月度の状況としてほぼ通常ベースで安定的に推移したと報告
②防災拠点ネットワークWGは、会員企業が勧めやすい新サービスとして「全国防災キャンペーン(仮)」を企画中。業界のSDGsの取り組み、イメージ向上、地域ファンの拡大をサポートする内容
③広告・宣伝WGは、業界・企業と消費者を結ぶコミュニケーション・ツールである広告を、新たな視点で考える機会提供の場として、アワードを企画中
④依存問題WGは、依存問題勉強会実施を進めていく計画であったが新型コロナウイルス感染症のまん延措置に伴い、いったん見合わせを判断。5月の啓発週間期間中に実施可能な事について再検討
⑤“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞WGは2月28日の投票締め切りに向けて、ラストスパートの状況。投票数増加のための様々な施策の一つとして「アンバサダー特別プレゼント:私物など」を展開し会員メディアで拡散中
⑥企画制作WGは、「パチスロサミットONLINE」の運用を継続中