PAA 10月定例理事会を開催

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長・写真)は10月27日、定例理事会を開催した。

大島理事長は、「第6期最初の理事会となりましたが、改めて今期もしっかり活動していきたいと思いを新たにした。執行部会では11月に予定している社員総会で発表予定の5期の活動報告、6期の活動方針など協議した。また、8月にMIRAIぱちんこ産業連盟と共催した勉強会の様子が業界メディアに取り上げていただき感謝したい。MIRAIさんとは、広告規制の見直しについて引き続き議論を重ねているところ。そういった事も含めて今後の展開を考えていきたい」と挨拶した。

篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、新規則機の設置の普及状況がパチンコとパチスロの間に20%前後の差が出ているとの事であり、特にパチスロの新旧交代の進み具合が非常に気になる状況になっている事。さらにリサイクル選定業者が減少傾向にあり、処理能力の点から野積みが発生するリスクも懸念されている事など、新規則機への入替の現状について問題共有した。また、巷で誤解が先行している広告宣伝規制の緩和は、業界側の姿勢も問われる問題であるため、実現に向けては各所様々な動きをフォローし、アドバイスを行っていきたいとの指摘もあり、認識を共有した。

【主な活動報告】
①PAA-ADネットワークWGは、5期末の結果報告と、6期の計画について報告。新年度は、年末商戦に向けての新たなパッケージ企画を検討していく。また固定費の見直しなどを含むいくつかの方針変更を実施
②広告・宣伝WGは、広告動向と意識を調査する「ぱちんこ産業広告動態調査-2021年版」の取りまとめを行っており11月理事会で発表の予定
③ 三重遊協が10月、加盟企業に対して広告宣伝規制の再徹底について文書を発信したが、その内容について共有し、広告事業者が行う適正な広告宣伝活動の推進について再確認
④四半期レポート第12号を発行
⑤11月9日〜12日に開催される(株)シー・エフ・ワイが主催するオンラインセミナーに登壇するが、広告宣伝、プロモーションをテーマに内容を構成
⑥第5期社員総会は、11月24日開催を決定。感染症対策を行った上で、リアルとウェブ会議システムの併用で実施予定

PAAは、2016年5月27日設立。ぱちんこ業界の諸問題に積極的に関わりを持ち、広告に関して対応及び意義を浸透させる。ファンとぱちんこ業界をつなぐパイプとして、ファン拡大に寄与する。広告論理の理解向上と広告の信頼性の向上を目指す、という三つを目的とし、ファン向けメディア、広告会社などが参加し、様々な活動を行っている。10月現在、会員企業65社。