EBI ホール計数管理の基礎を学ぶ

(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社/東京都台東区)は6月24日、オンラインによるEBI研修「はじめて学ぶ計数管理の基礎研修」と題して、荒川陽平講師(主任研究員)が担当した。同研修では、店舗管理者を目指すにあたり、計数管理は必須。計数管理をはじめて学ぶ方に向けて、わかりやすく基礎知識を解説した。

荒川講師は、「新入社員の方から管理職など、様々な部門の方が聴講いただいています。初めて学ぶ計数管理の基礎という表題通り、基礎の基礎を学んでいただきます」と述べ、「パチンコ店の利益構造」、「ホールコンピュータの仕組み」、「基礎計数用語」についてそれぞれ見ていった。

①本来、計数管理という言葉は、一般のビジネス用語だが、特にパチンコ店においては、コンピュータを介して、パチンコ店の利益を適正に管理する事が重要。パチンコ店の利益構造については、他の小売業とは違うという点。一般の小売店のように商品(原価+利益)がたくさん売れれば良いというものではなく、お客様に出玉をどれだけ還元したかという日々変動する「割数」、「粗利」も推移している。そのため、一人当たりの利益といったものが、簡単には算出できない。②ホール経営を力強くサポートして、計数管理に欠かせないのが、ホールコンピュータ。ホールコンピュータは、「アウト」「セーフ」「スタート」「特賞」「確率変動」「売上玉」という6つの信号を一元的に集めている。③そのデータを見て、ホール営業の状況を把握するため、欠かせない計数用語。「アウト」「セーフ」「差玉」「出玉率」「スタート」「TS」「BO」「ベース」などの基礎用語について解説した。さらには、「客滞率」「割数」「玉単価」「玉粗利」「利益率」について再確認。割数と出玉率の相関についてシミュレートした。

荒川講師は、「計数用語、ホールコンピュータを把握するという基礎編となりました。今後、データを分析したり、活用したり、業績を伸ばしていくという、次の段階の応用編についても、企画していきますので、是非ご参加ください」とEBI研修の活用を呼びかけた。