大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は10月11日より、「安全・安心まちづくりキャンペーン」を開始した。今回は特に①子どもと女性の犯罪被害防止②特殊詐欺(オレオレ、還付金など)③SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害防止④自動車関連犯罪の被害防止について、おかしいと思ったらすぐに通報するといった地域を挙げた日ごろの防犯意識を呼びかけた。
大阪府下では、今年8月末までの特殊詐欺の認知件数が、去年同時期より439件も多い2164件となっている。特殊詐欺(大阪府下)では2024年61億円が、25年8月末までに74億円を超えた。SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺においては174億円(昨年191億円)となっており、大阪府下だけで毎日5000万円規模の被害が出ている。特殊詐欺の現状を踏まえて対策を強化するため「大阪府安全なまちづくり条例」の一部が改正され、令和7年8月1日(第23条については10月1日)から施行しており、周知に向け情報発信に取組んでいる。
大阪遊協キャンペーンは大阪府内の各地域で行われる「全国地域安全運動」(毎年10月11日~20日までの10日間)に併せ、組合で製作した特殊詐欺被害防止等の啓発グッズを地域住民に配布するという取組み。啓発グッズ寄贈だけでなく、組合挙げて地域が連携して防犯への意識を呼びかけようと始まったキャンペーンは2008年から始まり、キャンペーン隊を結成。今回も、府下の全8カ所にて実施し、ロケの神様と称されるタレントのタージンさんをキャンペーン隊長に任命し、軽快なマイクパフォーマンスとともに各会場に訪れ、地域住民に防犯意識や特殊詐欺被害防止を訴えた。
キャンペーン初日となる11日は、鶴見区民センターにおいて開催。一日署長のタージン隊長は、防犯意識を更に高め、犯罪ゼロの街を目指して欲しいと訴えた。その後も、支部組合員も参加して地域が一体となり防犯意識を持って、安全・安心なまちづくりを呼びかける取組みを展開した。
■スケジュール
10月11日/鶴見支部
10月14日/野田支部
10月14日/門真支部
10月15日/東淀川支部
10月15日/千里支部
10月16日/四条畷支部
10月18日/天王寺支部
10月20日/都島支部