財団大遊協 留学生が茶会を通じて日本文化を体験

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(南條智宣理事長)は9月28日、茶道家の集りである茶道裏千家淡交会大阪西青年部の主催する、留学生のための日本文化体験会「国際交流茶会」に共催した。

大阪西青年部は、茶道を通じて和の心を伝える活動を行っており、大阪在住外国人留学生を対象に伝承されている日本のけん玉や折り紙で遊ぶ待合を設け、着付けをして茶会を体験してもらおうと国際交流茶会を開催している。

大阪市天王寺区の国際交流センターにおいて財団大遊協が援助を行う奨学生や府内の大学、専門学校から留学生らが参加。参加した留学生は、日本への理解を深めることで、ゆくゆくは母国と日本の文化交流及び国際相互理解の促進に貢献する事も目的の一つとなっている。

当日は午前・午後の2部構成で進行。受付順に茶道を体験し、事前の申込により、和服の着付けの参加者も多く見受けられた。また、待ち時間では別室で、お箸作り体験、VRを活用した防犯体験(大阪府警)、けん玉、折り紙といった日本の伝統的な遊びを楽しんでいた。また、茶道体験では淡交会のメンバーによって茶菓子と抹茶が振舞われ、留学生らは亭主から、お茶の点て方(点前)、いただき方、座り方、礼(お辞儀)の仕方、立ち方、歩き方など作法を学んだ。海外ではおもてなし文化のシンボルとして茶道があげられることも多く、和の心に触れ、侘び寂びの世界を体験していた。

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会