回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)の関東・甲信越支部(村上和彦支部長)は7月8日、都内台東区の東京都立産業貿易センター台東館において、令和7年度の地区研修会を開催した。
村上支部長は、依然、業界状況は厳しい中だが、組織一丸となった連携を呼びかけた。来賓として警視庁生活安全部保安課の今村浩一係長が講話。各種健全化に取組んでおり、特にホール駐車場における子どもの車内放置の防止に巡回活動を継続して実施していることなど、依存対策への取組みに期待した。また、社会問題化しているオンラインカジノへの違法啓発に関して力を入れているとした。業界に向けては、①ぱちんこ業界の現状について(都内ホール数は令和6年末520店舗、令和7年6月末510店舗の状況。新規顧客の開拓につとめていると思うが、のめり込みに配慮し、安心安全な遊技の提供に諸対策を進めて欲しい)②申請手続きに関して(遊技機の検定有効期限の1カ月前から2週間前までの申請を目安としており、早め早めの申請。保証書の有効期間の厳守。「闇スロ撲滅」等の犯罪防止のため、適正な廃台処理)を要請した。
その後、新体制における支部役員、委員会体制をそれぞれ紹介。5月23日開催の令和7年度通常総代会の決議事項や委員会、理事会報告などを行った。大饗理事長は挨拶に立ち、業界は厳しい現状にあるが、回胴遊商の存在意義を訴え、団結を呼びかけた。