第27回参議院選挙公示日の7月3日に自民党全国比例公認候補の阿部やすひさ氏が東京・市ヶ谷の遊技会館で出陣式を行った。
全日遊連理事長やパチンコ・パチスロ産業21世紀会代表を務める、まさに遊技産業の代表として今回の参議院選挙に挑む阿部候補は、「業界の代表として出ていくからにはこの業界を良くしていくことが務めだと考えている」として、「風営法の見直し」「業界従業員の給与向上」「業界に対する誤解や偏見の払拭、イメージアップ」「パチンコ店を防災拠点として活用」といった政策を掲げた。
阿部候補は、「遊技産業には風営法の制限があり、誤解や偏見もあるので、これらを見直して変えていかなければならない。さらに、災害が多い日本でパチンコ店の施設をフルに活用していただき、防災拠点として地域の人たちが安心して生活できる環境を作っていくことにも力を入れていきたい」と決意表明した。
出陣式は阿部やすひさ後援会(千原行喜会長)主催のもと開かれ、衆議院議員で遊技産業議員連盟会長の田中和徳氏、元参議院議員の木村義雄氏らが応援に駆け付けた。業界からは後援会の千原会長をはじめ、榎本善紀副会長、小林友也副会長、中村昌勇副会長、大饗裕記副会長、金光淳用副会長、全日本遊技産業政治連盟の伊坂重憲会長らが出席した。また会場には、内閣総理大臣で自民党総裁の石破茂氏、内閣官房長官の林芳正氏ら多くの自民党幹部から書面で激励のメッセージが届いていた。
出陣式では、応援に駆け付けた田中氏や木村氏、後援会関係者から阿部氏へ熱いエールが送られた。さらに当選を祈願して、必勝だるまへの目入れやシュプレヒコールを行い、いざ選挙戦へと阿部氏を送り出した。
今回の選挙は7月3日に公示され、7月20日に投開票が行われる。選挙区と比例代表に合わせて522人が立候補しており、248議席のうち、改選の124議席と東京選挙区の欠員の補充をあわせた125議席をめぐって争われる。比例代表は定員50議席に、172人が立候補している。なお、自民党の全国比例公認候補は、阿部やすひさ候補を含めて31人(うち2人は特定枠による立候補)。